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夏に向けての新しい品書きを探していました。
あれこれ試作した結果決定です。
特別にあつらえた冷たいかけ汁を張った蕎麦に、
柔らかく火を通した鶏の胸肉を載せました。
仕上げは葱の小口切りと貝割れ大根を添える。
店の中での試食ではおおむね好評です。
価格は900円。
板蕎麦で知られる山形県では『冷やかし』と呼ばれ、
蕎麦屋の定番の品だそうです。
今は閉店してしまってしばらく経ちますが、
北見は野付牛公園の近く『村屋』で食べることが出来ました。
今週末にはご提供する予定です。
どうぞお試しください。
今年になってからよく見える60代のお客様がいらっしゃる。
注文は『おろし』か『辛味大根おろし』だ。
お帰りの際、『ここの鰹節が旨いんだ!削りたてだからな!!』
と嬉しい褒め言葉を頂いていた。
日曜日いつものように『おろし』を召し上がった後、
『これよかったら使ってちょーだい!』
と差し出された紙袋に立派な本枯れの鰹節が2本。
ありがたく頂きました。
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商いのために毎日蕎麦を打って4年。
同じ蕎麦粉を使い、天候によって多少の差はあっても、
ほぼ同じ量の水を入れれば同じ蕎麦が打ちあがるのが道理。
お代を頂くためには一定の蕎麦をお出し続けるのが必須条件。
ところが蕎麦というもん、その時々の心のあり様で変わってしまう。
気持ちが落ち込み、迷いの時にはそれなりの蕎麦。
嬉しいことがあった時には、弾む様な蕎麦。
このほんの少しの違い、食べ比べてみると解ると思う。
蕎麦打ちの時間は自分の心と対峙する時間。
命の残り時間が数えられるようになった今、
心を映し出す蕎麦打ちを日々出来るのは幸せかもしれません。
何事にも乱されること無く、
飄々とあるいは粛々と静かに蕎麦を打ちたいと思うこの頃です。
暖かくなるにつれ朝が早くなってきました。
4時には店に出る。
冷たい空気の中で打った蕎麦のほうがシャキッとして美味い。
平日であれば1.5キロ玉を二つ打つ。
週末は2.2キロ玉を二つ打ってお客様をお迎えしています。
それぞれ一玉を蕎麦に仕上げるに要する時間は40分。
プロの蕎麦屋としては遅いほうです。
1秒でも早く打ち上げたほうが麺体が乾くことを防ぎ、
良い蕎麦になるのは分かります。
ただ今の自分の技術では、早く打つことは雑な結果に繋がってしまう。
丁寧と迅速との凌ぎ合い。
毎朝この二つのことの狭間の中で格闘しています。
おとといの日曜の夕方。
一組のご夫婦が入ってこられた。
『いやぁ~、今K庵に行ってきたんだけど不味かった!』
と席に着くなりおっしゃる。
あからさまに他店の悪口を言うお客様はなんだかなと思う。
『にしん蕎麦』と『カレー南蛮』を召し上がり、
無言のまま支払いを済ませ帰られました。
当店の蕎麦も『いまいち』だったんでしょうね。
このまんま営業を終わるのは後味悪いなと思ってたところ、
6時半過ぎ、20台前半の美女3名様ご来店。
もう誰も来ないだろうなと過剰接客。
『蕎麦茶ゼリー』3人前も店主おごりで出しちゃいました。
終わり良ければすべて良しです。
つなぎ1割の当店の蕎麦は40秒ほどで茹で上がります。
温かい蕎麦は汁の中での火の通り方を考え、
10秒ほど早く引き上げる。
殆どの蕎麦屋さんは、温冷共に同じ茹で時間のようです。
その方が作業の効率が良い。
当店では2名様のお客様があり、かけとせいろの注文が入った場合、
別々に茹でることになるため、時間差でお出しすることになります。
この一手間、開店当初から変わりません。
自分が美味いと思う方法でこれからもやっていきます。
出産準備のため退職したTさんに代わり、
4月から新しいパートさんとの2人体制。
慣れるまでは何かと余計に時間が掛かると思いますが、
どうぞご容赦くださいませ。





左右の腕の力が極端に違う。
圧倒的に右が強い。
これは蕎麦を打つ上ではなはだ都合が悪い。
延しの作業なんぞは、よほど注意をしないと麺体が左方面にねじれてしまうのです。
左手に力を入れ、左右のバランスをとるやり方で打っていました。
ところがそんな力を込める打ち方は結構疲れる。
蕎麦屋稼業を長く続けるにはなんとかせにゃいかん、
あれこれ考えていると先日パッとひらめきました。
いっそ力抜いちゃおう~!
右も左も腕の力を抜き、49キロの体重をすっと麺棒に乗せる。
3年目にして脱力系蕎麦打ちに開眼。
一皮剥けた蕎麦が打てるようになった気がするのですが、
いかがでしょうか?

世界中で唯一つ、流氷を見ながら蕎麦を手繰れる店。
『にの字』の窓から見える流氷、今年は凄いです。
勢力が強いせいかベターッとした白ではなく、
相当沖合いの方まで白がギザギザしている。
ぜひぜひ今のうちに見に来てくださいますように!!


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