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大分前の蕎麦日記に登場頂いた茶道界の大御所T先生。
90歳を超えますますお元気です。
10月から5月の約半年間は東京で避寒生活、
今年も郭公の鳴く頃に紋別に戻られました。
一度娘さんご夫婦といらした後、
間が空いたので、風邪でも引かれたのかなと心配していると、
金曜日ご来店です。
いろんな事情で介護施設に少しの間入っていたとの事。
『あんなとこ、私、もう嫌!』
年齢を考えるとそうなるのかもしれないが、
食事はいわゆる『きざみ食』だったそう。
一人ひとりの老いの状態に沿わせた介護は、
今の制度では無理だろうということは解ります。
そこを補う介護に携わる人達の心の余裕も無くなっているのではないか。
政治の貧困。
しわ寄せが全部弱い人達に押し寄せている。
退所の日、娘さんが施設に迎えに行き、
『おかあちゃん、何食べたい?』と聞いたところ、
『にの字のえび天蕎麦!』
ご贔屓本当にありがとうございます。
話はガラッと変わってしまうが、
俳優の原田芳雄が死んだ。
松田優作がそうしたように、
自分たちの年代にとって、
銀幕上の芳雄ちゃんの姿は『オトコの手本』だった。
『タバコの吸い方』、『グラサンの掛け方』、『白いシャツの着方』、
そして『オンナの扱い方』。
長い指で髪をかきあげながら相手を見据える鋭い視線は、
自称『アウトロー』の理想だった。
祈、冥福。


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土曜日に高校3年のクラス会がありました。
仲の良いクラスで、毎年のようにお盆や正月に集まっていた。
その都度案内をもらっていたものの、
『けっ、出たかぁねぇ~や。』と斜に構えていたんじゃないけど、
ここ30年以上出席したこと無し。
今回も『営業日に付き出れません』と連絡を入れ欠席を決め込んだ。
今日の日曜日、開店早々から6名様の団体が入りバタバタしていると、
『にの!分かるか!オレが!!』と叫びながら入ってきたお客様。
『タクちゃんか!!』記憶は超音速で数十年を遡る。
真っ暗になるまで練習した庭球部の同級生。
前日クラス会で集まった仲間が7人で訪ねてきてくれたのです。
懐かしい出会いを半ば拒絶していたような無礼な自分を気遣い、
またそれぞれの人生の場所に帰らなければならない僅かな時間を割いて会いに来てくれた。
嬉しくて、懐かしくて、有り難くて!!
泣きながら蕎麦を茹でた。
団塊の世代と呼ばれる時代に生まれ、
競争社会の荒波にもまれながら定年を迎えようとしている。
帰りのタクシーを待つ間、
たまたま庭球部の3人が並んだ。
『タク』『アキラ』『にの』3人の背丈はあの頃と同じ。
高体連でコートに向かって整列した姿。
『重松清』の世界です。
後部座席で手を振る二人の顔が、
滲んで見えなかった。

半月ほど前の店主一人営業の夕方、
20代前半のカップルのお客様が入られた。
『なんにしよ~っか?あっ!牛丼がある!牛丼にしない?』
『ん~、どうせレトルトでしょ?!わたしはほかのものにする。』
全部会話が聞こえてきましたが、
『どうせ』の言葉がちびっと気に障ったんでほっときました。
当店でお出しする品書き、すべて手作りでレトルトはありません。
ちなみに牛丼はアメリカ産の牛バラ肉を蕎麦の辛汁とワインでさっと煮込み、一晩置いて浮いた余分な油を取り除いて別に煮たたまねぎと合わせて作ってます。
また、キーマカレーはたまねぎのみじん切りを1時間炒めたものと、
豚の挽肉を数種のスパイスと一緒に肉の臭みがなくなるまで火を通したもの、人参、セロリ、生姜、にんにく、などの香味野菜を柔らかく煮、
フードプロフェッサーにかけたピューレ混ざりの野菜スープ、
それらをみんないっしょにコトコトしばらく煮てこしらえています。
出来るだけ安全安心な食材で体に良い物をお出ししたいという気持ちが、
自然とこのような手作りに向かわせました。
蕎麦屋は蕎麦だけに専念してりゃえぇ、という思いは確かにあります。
しかしこの地方の小さい街で蕎麦だけの品書きで勝負するのは難しい。
主客転倒せぬよういろいろやっていきたいと思ってます。
手作りにこだわるとそれなりに仕込が大変になります。
そんな影響もあってのことなんですが、
長い間ご贔屓いただいた『ダッタンそば茶ゼリー』と『ゆずゼリー』は、
6月末にてご提供を終了させていただきます。
開店当時に比べると約倍近くになった品書き。
絞込みの時期に来ているのかもしれません。


蕎麦屋稼業4年目、めっきり足が弱くなった。
朝の4時から夜8時まで殆ど立ちっぱなしの仕事。
足が鍛えられていいな、なんて思ったのは大きな間違。
筋肉は動かしてなんぼの体のパーツです。
厨房の仕事に大腿四頭筋は使わない。
太腿およびそれにつながる尻の肉がどっかに行っちまいました。
ズボンが合わなくなってきた。
ウェストもそうだけどヒップが無くなったのが原因。
28インチのジーンズがベルトを締めてかろうじてセーフ。
ヒップホップ系の若者みたいに腰パンしてます。
一番困るのが足全体のむくみ。
人の体の中で最も大きい大腿四頭筋は血液循環のポンプ。
弱った筋力は血液をきちんと心臓に戻しきれず、
老廃物を足に残す。
最初の3年間はふくらはぎのだるさなどで済んでいたんですが、
4年目の今、それらの弊害は足裏に集中。
舞妓さんのぽっくり状態。
足指の付け根付近が腫れ上がり真っ直ぐ立てない。
前後左右どちらに移動しようとしてもバランスを崩す。
風呂に入ったりしたときなど指圧するけど限度がある。
そこで最近整骨院を開いたK君のところへ行き揉んでもらっています。
30分近くかけて揉み解される至福の一時。
素人から蕎麦屋を始めちゃった人の9割は腰を痛めるといいます。
幸い今んとこ腰は大丈夫。
ヒマを見つけて運動をと思うのですが、思うだけで終わっている。
まっ、なにはともあれ体が資本のこの仕事。
せいぜい気をつけて行きたいもんです。
5月の末にパートさん決まりましたとご報告しました。
やれやれと思ったのはほんの一瞬。
21歳のMさんから退職の申し出。
一人残った50代のIさんからも辞めたいとの話がある。
困っちまって急遽ハローワークに求人を出すと、
翌日26歳のSさんが応募してきました。
飲食店勤務の経験もあり即戦力になると判断、
さらにありがたいことに友達も一緒に雇って欲しいとのこと。
願ったりかなったりです。
Mさんの指導の下、先週から二人働いてます。
店主の予想したとおり覚えは早い。
友達同士ということもあってシフトも組みやすく、
永く務めて欲しいと願ってます。
今月から始めた『冷やしかしわ』。
当初は週末のみのご提供でしたが、
今週から週日を通しお出しすることにしました。
さっぱりと召し上がっていただけますので、
これからの暑い時期、ぴったりの品書きと思っています。
ご注文の程お待ちしております。
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