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紋別が市になってから60年だということで、
先週は様々なお祝いの催し物が行われた様子。
名前も知らないような芸人の物真似ショーとか、ビールパーテイだとか、
いろいろやっていたようだが参加する気持ちはさらさら無し。
そんなもんに金をかけるんだったら、
この街を活性化するために、60年にかけて600万円の賞金を出し、
全国から様々な街活性化の企業プランを募集するとか、
もっと意味のある使い方のアイデアがあるだろう。
市の還暦を祝おうと言っていたみたいだが、
貧困な発想しか思い浮かばない市役所の動脈硬化の治療が先決ですな。
苦言をもう一つ。
紋別空港の東京直行便のキャンペーン文句。
「行くべさ東京!」
こんな「べ」の使い方は違和感がある。
他人を誘ってどこかへ行こうよという時には、
「北の国から」で黒板五郎が言っていたように、
「温泉行くべ〜」が正解。
ただ、「行くべ〜東京!」と言われても、物見遊山はさて置き東京にはそんなに用事はない。
直行便が命の綱だとばかりに市民の血税をバカバカ使うのは如何なものか。
補助金を出して利用を呼びかけても、どんどん高くなるANAの年間搭乗者数の設定に追い付かなくなるのは明らか。
同じお金を使うのであれば「行くべ〜紋別!」で東京からの観光客を増やす方策を考えた方が効果的である。
さて、土曜日から「鮭三昧割子蕎麦」をお出しした。
1100円という高めの価格設定もあるので1食も出ないのではという予想に反し、
土曜2食、日曜2食の計4食の売上。
「じゃらん北海道」は今月20日の発売である。
火が付きそうな予感がする。
手間が掛かるのは白子の天ぷら。
最低でも5分の揚げ時間が必要である。
これを半分の時間に出来たらと考え、さっと湯通しする事にした。
表面が固まることにより、下衣や天ぷら粉も付けやすくなる。
トロッとした食感は薄らぐかもしれないが、
より万人受けする物に仕上がるような気がする。
工夫は修行経験の無い「にの字」唯一の武器。
手助けになるのはネットの情報。
検索をかけて何枚もページをめくった頃、
知りたかった叩き上げの料理人のやり方が載っていたりする。
してやったり!とハイタッチをしたくなる場面もしばしば。
良い時代に間に合ったものですな。





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先週の水曜日、夕方6時半から4名様の予約が入っていた。
翌日の葱切りなどの仕込みも終わり椅子に座ってやれやれと夕刊を読んでいると、
突然、ズンという軽い衝撃音(聞こえたような気がした)と共に、
目の前の視界が30パーセントほど暗くなった。
脳溢血、脳出血、クモ膜下。
何が起きても不思議ではない年齢である。
懐かしい幼馴染が訪ねて来てくれたり、
ここんところ良いことが続いていたのは神様の最後のご褒美かと、
いろんな思いが頭ん中を駆け回る。
7月からお盆にかけて忙しい状態が続き、なかなか疲れが抜けきれなかった。
お迎えが来るにはちと早いような気もするが、
ま、いいかと上を見上げると、
調理台の蛍光灯が一本切れていた。
開業6年目。
色々な物の故障やら寿命が来だしている。
こないだもフライヤーを触ると時々ビリっとくる。
電源は200ボルトなのでけっこうな衝撃である。
ヘンだなと思いながら使っていると、
ある日油温が上がらなくなった。
こんな時は「KAWA」様に直ぐ電話する。
分解して見てもらうと、長年の使用でコードの被膜が剥がれ露出していたのが原因。
応急処置をしてもらい何とか店を開けることができた。
本当に「KAWA」様にはお世話になっている。
「にの字」がここまでやって来れたのは半分ぐらい「KAWA」様のお陰である。
感謝!感謝!!
土曜日、「じゃらん」のカメラが来た。
「にの字特製・秋味三昧割子蕎麦」の撮影。
ぶっつけ本番で作ってみたがなかなかの出来。
使用する材料も撮りたいと言うので、
前日今回の企画の材料を提供してくれる「阿部水産」さんに連絡すると、
「写真に撮るんだったらデッカイほうがいいべ」と特大の鮭一本を届けてくれる。
あまりの大きさにカメラさんもびっくり。
割付の面積が決まっているので、どう撮るのか悩んでいた様だが、
さすがはプロですな。
鮭の上半身とイクラと白子が乗った皿を組み合わせ見事に撮影してくれました。
「じゃらん10月号」の発売は9月の初旬。
どれだけの反応があるか楽しみだが、
その前に先ずは体調を整えることが先決ですな。







昨年の9月に続き、北海道電力が再びの値上げを申請した。
泊原発の再稼働が出来ないことが原因だと。
電気などの公共料金の会計は、総括原価方式というやり方を使うらしい。
製造するに当たって、これだけいろんな費用が掛かるので原価はこうなるという、
本来は極めて真っ当な会計のやり方だと思う。
そもそもが公の事業なんだから、常識外の利益を追求するなんてことは無いはず、
という公益事業性善説みたいなものから生まれた方式なんだろう。
だが、北電にはそのような意識が感じられない。
再値上げの記者会見の際、役員報酬についての質問が飛んだ。
「ヘンな数字ではない」胸を張って社長が言った。
何と比べて「ヘン」でないと思う、そこんところが一番の問題である。
やるべきは先づ徹底的なコスト削減。
社長の給料も、一部上場企業のそれと比べたら「ヘン」ではないかも知れぬ。
だがそれでは地方不況からの脱出を図ろうと喘いでいる殆どの中小の事業の実態と、
あまりにもかけ離れている感覚ではないか。
そんな北電に見切りを付けたいのだが、他に電力の選択肢は無い。
我家は高気密高断熱のオール電化住宅。
時代の最先端を行く建築工法は憧れの的だった。
灯油と比べ電気の価格は安定していて、何よりクリーンで火事の心配がないと。
原発が停止すると値段が跳ね上がるところまで読みきれなかった。
こんな地震大国にこんなに多くの原発が造られるのを何故許してしまったのだろう。
看過してしまった自分たちの責任は大きい。
さて、昨年からお付き合いをしている、無肥料無農薬農業の「百笑たきのうえ」さんから、
新物のミニトマトが届き食べてみた。
最近出回っている妙に甘いだけのものとは違う、自然な甘さ旨さがあるトマト。
太陽と水と土だけでこんなに美味しいものができることを気付かさせてくれる。
人間が浅知恵を働かせ様々なものを造り上げても、
やがてそんなものは大自然という悠久の大河の流れに呑み込まれてしまう。
電気料値上げの対策を考えながら、トマトを頂いてたらそんなことを思ってしまった。





季節の移ろいは早い。
ついこないだまでは、仕事に取り掛かる3時には朝が半分明けていた。
8月の始めの今はまだ暗闇のままである。
どんどん時間は容赦無く後を追いかけてきているというのに、
自分は未だ水回しの括りのタイミングに悩んでいたりしている。
蕎麦打ちの道の深さを毎日のように思い知るこの頃。
さて、1年で一番忙しいお盆の時期を迎えようとしています。
先週あたりから5,6名の家族連れのお客様が増え出しました。
席数の少ない当店にとってこれが悩みの種。
テーブルをくっ付けて席を作るが、団体さんが多くなると自然と回転が悪くなる。
先週の木曜などは開店間もなく8名様のご家族がご来店、
なんとか蕎麦をお出しし、「美味しかったよ」の言葉を聞きながらお見送りしていると、
一台の小型バスが止まり「8名ですけどいいですか?」と言う。
開店以来、続けてこんな大勢さんが入られたのは始めてである。
早めのお盆休みを取られる方達が増えているのだろう。
たくさんのお客様に来ていただくのは大変嬉しいことなのだが、
日曜日などは最大30分もの空き待ちになってしまう。
「こんなに待ったのに、この程度の蕎麦?」
などと思われないよう良い蕎麦を出し続けなければならない。
好評をいただいている辛味大根せいろの大根が、滝上産から長野産へと代わった。
滝上産は昨年の10月に収穫されたものを、無農薬農業の「百笑たきのうえ」さんが、
ムロの中で保管していたものを今まで使っていたが、遂に傷みが激しくなり供給出来ないと連絡が入った。
それにしても採れてから半年以上も保管出来るムロの力は素晴らしい。
冷蔵庫の無かった昔の人の知恵に脱帽です。
ところで今年も最低賃金が大幅に上がるらしい。
勘弁してくれやと言いたい。
地方の経済は今以上の賃上げをする余裕なんて有りませんて。
生活保護費との逆転現象がこれで解決されると報道されている。
適正な生活保護費の 支給見直しを徹底してやる方が先だと思う。
以前住んでた家の向かいは市営住宅で、
相当の確率で保護費の受給家庭が入居されていた。
ところが持つことの出来ない車を持つのは当たり前。
出前の寿司も向かい側ばかり。
本当に困っている人達には、もちろん行政の助けが必要である。
この街だけに限っていえば不正受給はまだまだある。
最低賃金の引き上げは、格差解消のためには手っ取り早く簡単な方策。
役人の怠慢をこっちに押し付けるんじゃねえ。






今年の港祭りは、台風並みの低気圧の通過とぶつかってしまった。
前夜祭の金曜日だけまずまずの天気。
本番の土曜日曜は風を伴った大雨に見舞われ花火大会も中止になる。
祭りの人出を当て込んで用意した業者は大変だったろう。
さて、先日の中国の食品工場の問題をきっかけに、日本の「食」についてのいろいろな事柄が取り上げられている。
たとえば食料自給率。
先進国の中でも30数パーセントはダントツに低い数字。
自動車などの大手製造業を重視し、
農業を選挙の票田としてしか見てこなかった故の無策がもたらした結果である。
地球温暖化による異常気象で食糧の不足が起きると、真っ先に悲鳴を上げるのがこの国。
蕎麦も中国などからの輸入に頼っているのをご存知だろうか。
乾麺やその他の加工品を含めたものだが、何と8割が外国産なのだ。
ということは、蕎麦屋のほとんどが外国産の蕎麦粉を使っているということ。
中国産は残留農薬の不安がつきまとう。
ローソンの社長がテレビの取材に答えて言っていた。
「これからは消費者の皆さんに、良いもの、安心なものはそれなりの値段がするという意識を持って欲しい」と。
その通りである。
農業を衰退させてしまった一番の原因は、安さだけを求めてきた消費者の側にあるのかもしれない。
当店の蕎麦粉は全量幌加内産である。
値段は中国産のほぼ倍。
儲からないのは当たり前なんだが、いつまで頑張れるかなあ〜。
昨日は土曜丑の日。
いつも行くスーパーの弁当売り場には中国産の鰻の鰻重がずらりと並んでいた。
夕方にもかかわらず、あれだけの売れ残りがあるということは少なからず影響があるのだろう。
店頭に張り出すようなことはしないが、近いうちに使っている食材の原産国のリストを作成し、
お客さんが手にとって見ることができるようにしたいと思う。
真っ当な商売をしている店が、きちんと評価されるような世の中に早くなりますように。




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