忍者ブログ
http://www5.plala.or.jp/soba-ninoji/
[11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先週の土曜日、昼の混雑時を過ぎたころ5人の外国人が入ってきた。
スイス人3名、あとノルウェイ人とリヒテンシュタイン人のグループ。
一人のスイスの方が片言日本語を話すことが出来たので注文などには不自由はなかった。
こんな時、翻訳機能が使えるスマホがあればと思う。
お出ししたのは、海老天蕎麦が四つに海老天おろし蕎麦が一つ。
それにしても5人全員が音を立てずに蕎麦を啜る様子は面白い。
食後にフォンダショコラケーキとコヒーのセットも召し上がり、
全部美味しくてベリーナイスだったと言われ、感謝の気持ちだと本場スイスのチョコレートを頂いてしまった。
一人のスイスの女性が、隣はヨガのスクールかと聞いてきた。
自分もヨガの先生をやっているので、こちらの先生にぜひ会いたいと仰る。
だが生憎なことに嫁さんは留守。
残念がって帰って行かれた。
学生時代は何とか初歩の日常会話はできたが今は全くダメ。
学校の近くに相模原だの座間だの厚木だのの米軍の基地があったので、
そこいら中に外人が溢れかえっていた。
おまけに大学は英語環境を向上させるということで、基地の奥さん連中をキャンパスの中にうろつかせていた。
真っ赤な口紅の金髪バーサンが用もないのにハーイと話しかけてくる。
うるせぇやと言う訳にもいかず適当に相手をしているうちに不思議なことに喋れるようになった。
心がねじくれ曲がってしまったベトナム帰りの兵隊たちもいっぱいいた。
酔っぱらってオネェちゃんに絡んでるやつを見かけると、
遠くから、ヘーイ!ヤンキー!モンキー!ドンキー!!と叫んでやる。
この三つの言葉は相当頭にくるらしく怒ってこっちに向かってくる。
あとはスタコラサッサと走って逃げるだけ。
夜の相模大野の街ん中を友達二、三人と全力疾走。
若さゆえのゲーム感覚の遊びだった。
もう一度英語を勉強しようかななんて少しだけ思っている。
結構な頻度で外国からのお客様が見えられるので、
せめて品書きの説明ぐらいは出来るようになりたい。
スマホを介しての会話なんてなんだか味気ないじゃありませんか。
PR
一週間ほど入院していたので日記の更新が一回抜けてしまいました。
原因は不明なんですが、なんだか調子が悪い。
あ、人間ではなくパソコンです。
kawa様が必死に回復を試みているのですが、どうやらハードディスクの交換になりそうです。
人間様の方はよれよれになりながら何とか猛暑をやり過ごし、今週から新蕎麦を打ち始めています。
脱サラ系の蕎麦屋は開業三年目ぐらいで、みんな腰を痛めるそう。
幸いなことに腰を始めとして、筋肉及び骨系には異常が無い。
親と神様に感謝ですな。
さて、秋も深まり南瓜の美味しい季節になりました。
蕎麦のかけ汁でコトコト煮ると出汁の効いた南瓜煮の出来上がり。
せいろと南瓜なんていう賄いメニューが頻繁に登場するのもこの時期。
終戦後二年目の生まれ。
代用食という名目のもと、日曜日の昼食は芋、南瓜、唐黍の炊いたのだった。
小学校時代はまだ給食は無かった。
それぞれに弁当を持ってきたのだが、南瓜や芋を詰めただけの子供も多かった。
悲惨だったのは開拓部落から通ってきていた連中。
開拓という名のもとに多くの朝鮮人が山奥に追いやられた。
日々の暮らしにも事欠く中、子供の弁当を持たせる余裕は無い。
昼休みになると、教室を出て体育館を走り回る姿を思い出す。
今考えると彼らは一様に黄色い顔色をしていた。
あれは米が無くて南瓜や芋ばかり食べていたせいなんだろう。
お腹がいっぱいになるくらい南瓜を食べると翌日手のひらも黄色くなった。
男子生徒がワイワイと黄色の度合いを競い合う中、
小金持ちの家の女子なんかは恥ずかしがって握ったまま。
一クラス50人もの生徒がいた昭和の記憶である。
ところで南瓜にはベータカロチンが多く含まれているそう。
抗酸化作用があり、癌の防止にも力を発揮するらしい。
季節季節の旬の食べ物を美味しく頂いていると、
サプリメントなんぞは摂らなくても丈夫でいられることを昔の人は知っていた。
長いこと病院に入院する年寄りも少なかったような気がする。
昨日まで畑に出ていたジーサンが次の日ぽっくり死んでしまう。
妙な言い方だが健康に死ぬことが出来た。
長生きだけが全てでないと憎まれ口を叩けるのも今のうちか。


山ん中だから仕方が無いが、やたらとやぶ蚊がいる。
普通、蚊というやつは夕方近くから姿を現すものだが、
この辺りは朝から飛び回っている。
暗くなって店に灯りが付くと待ってましたとばかり、
裏口のドアのガラスにゾンビのように何十匹も群がる。
外への出入りはやつらが入ってこないようにすばやく開け閉めするのだが、
まんまと潜入を果たした何匹かが後片付け中の店内を飛び回る。
作業を中断して一匹残らず叩き潰してしまう。
やれやれと仕事に戻ると、老眼鏡をかけた視界の隅を黒いものが走る。
もともと目が弱いので、とうとう来たか『飛蚊症』と思い眼鏡を外し目をこすっても同じ。
そのうち腕に止まりチックとくる。
直ぐには叩かない。
蚊に表情があるとしたら、やっと今宵の晩餐にありつき恍惚の笑みを浮かべた瞬間にバシッとやる。
ヘンタイですかね。
視力の衰えは1年といえない。
ついこないだまで本を読んだりするとき以外は老眼鏡は不要だった。
だが今は目の前にぶら下がった注文伝票が眼鏡無しには読めない。
だからお客さんにご挨拶する時などには、ついつい鼻メガネになってしまう。
子供の頃、苦手な大人はみんな鼻メガネだった。
背伸びしている自分を見透かすような、メガネから外れた裸の目に萎縮した。
そんな思い入れもあって、メガネの奥の己の表情が気になる。
目は口ほどにものを言う。
感謝の気持ちはそのまま眼差しのやわらかさに繋がる。
自分の目線を意識するなんていうのは、まだまだ修行が足りない証拠。
いい蕎麦を打ち続ければ、もう少しましな面構えになることを信じ頑張りましょう。


休みの日の楽しみは映画館。
シルバー割引になるのでチケットは1000円丁度也。
昼食代と併せても2000円未満のささやかな息抜きである。
ビデオやDVDでは観ない。
『蕎麦好き』だけど家で作ってまで食べない、いわゆる『蕎麦屋好き』と同じである。
洋画が好きなのだが、自分のように原音が聞きたい字幕派は最近隅に追いやられている。
3Dが全盛のご時勢、字幕の2Dの上映時間は朝早くか最終回。
北見までの運転を考えると、どちらもちと辛い。
6,7歳の頃から叔母に連れられて映画を見に行った。
今考えると、結婚前の医学生だった叔父とのデートの安全牌。
世界初のシネマスコープ方式で撮影されたことで有名な『聖衣』もおかげで観ている。
小学時代を過ごした旭川の神居小学校は、不定期で映画鑑賞の授業があった。
学校の体育館などで観るのではない。
神居から繁華街の映画館まで5,6キロの道のりを歩くのである。
主に観たのはデイズニーの作品だったような記憶がある。
『砂漠は生きている』という有名なデイズニー初のドキュメンタリー映画も観ていて、
シルクロードに憧れを抱くきっかけにもなった。
当時の映画はフィルム。
道内に配給されるフィルムが、傷んでいたのかもしれないが上映中にたびたび切れた。
カラカラと映写機が空回りする音が聞こえ、
『あぁ~』とか『またかよ!』とかの野次が飛び交う中、
明かりが付いた映写室で、汗を掻きながらフイルムを繋ぐ技師の姿が見える。
映画『三丁目の夕日』に描かれた昭和のよき時代の風景そのものだった。
あの映画の背景は東京オリンピック。
戦後の復興を成し遂げた国民総意のイベントだった。
地方も東京も、みんな一様に国際社会に肩を並べた喜びを共有できた。
さて、2020年のオリンピック開催が決定した。
喜び浮かれている映像を見ながら、ちょっと待てよと思う。
アベノミクスとやらで潤っているのは大企業のみ。
一般の人々や零細企業は、円安によるいろんなものの値上げに悲鳴を上げている。
ましてや福島の人達の苦しみは何をかいわんやである。
プレゼンテーションでの安部首相の『東京は安全』発言が話題を呼んでいるが、
東京だけ安全であればよいのかとの批判は当然。
オリンピックの準備と同時に被災地の救済が進むように願う。
大勢のお客様で混雑したお盆の期間が終わった。
店主、従業員とも懸命に応対させていただいたが、
満席で帰られたお客様、また売り切れ仕舞で帰られたお客様、
本当に申し訳ありませんでした。
昨年はお盆に加え、ミシュランガイド掲載の効果もあり今年以上の想定外の混み様だった。
車の中での空き待ちのお客様が常に15,6名もいらっしゃるようになると、12名で定員の店は大変である。
そんな状態になると機械的にお客様を回す接客に繋がりかねない。
観光バスの団体客で賑わうドライブインになってはいけないのである。
2,3日前、閉店後に遅いお昼の賄を食べながら、パートさんにこんな話をした。
去年のお盆の様子を憶えているかと聞いたところ、
忙しかった記憶はあるが具体的には何も頭に残って無いという。
ところが今年は満席で帰られたお客様一人ひとりの顔が目に浮かぶそう。
5年の歳月を経て、仕事に余裕が出来てきたせいもあると思うが、
店主がいつも言っていること。
注文伝票を見ながらの仕事ではなく、お客さまの顔を見ながらの仕事が出来なければいけない、
このことが浸透してきた結果だと考えたい。
『蕎麦屋で憩う』がこの店のコンセプト。
蕎麦の前にお酒を一合だけ楽しむおじいちゃんの横で、
家族連れがいただきますと手を合わせて蕎麦を食べる。
いろいろなお客様がそれぞれに楽しく蕎麦を食べることで店の雰囲気が醸し出される。
それを目立たぬように臨機応変に少し手を添えるのが接客のコツ。
良い雰囲気は良いお客様を呼び、憩える蕎麦屋へと繋がっていく。
さて、火曜の定休日、北見へ出かけた。
大雨警報が出ていたので大急ぎで買い物だけを済まし帰途に着く。
仁頃の交差点を過ぎた辺りから横殴りの雨が降り出す。
視界は10mも無い。
ルクシのトンネルを抜ければなんとかなると思い、
ハザードランプを点けながら、20キロ位の速度で前車の尾灯を追う。
山を越え海側に出ると予想通り雨は止んでいた。
こんな雨はここ数十年経験したことの無い雨である。
大丈夫か!?地球!!


カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[10/08 JUNJUN]
[03/11 replica cartier santos review]
[01/16 NONAME]
[01/09 Kawa]
[09/14 だて]
最新TB
プロフィール
HN:
にの字
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
アクセス解析
Copyright © 蕎麦日記 All Rights Reserved.
Designed by north sound
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]