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当店が目指しているのは江戸下町風の蕎麦です。
少しのつなぎの入った細めの蕎麦を、
辛口のつゆにちょいとつけて、一気に手繰って食べていただきたい蕎麦です。
太い田舎蕎麦をもぐもぐと噛んで食べるのは、どうにも自分自身が性に合わない。
小腹が空いたときに、小体で小粋な蕎麦屋で、小股の切れ上がった姉御さんと差し向かいで、
小一時間ほどくつろぎの時間を過ごす、そんな場面をご提供出来るような店が理想。
江戸の昔から、なんとなく小さい方が大きい方より尊ばれて来ました。
やたらでっかく目立つより、少しだけ、ちょっぴり、ほんの少々の方が全体の中で際立つ、
そんな美意識を、お江戸の庶民は持ち合わせていたんでしょうな~。
『にの字』は席数から言うと小体な店そのものです。
僅か12名で満席の店。
週末の時分どきには入りきれないお客様もいらっしゃり、
特に遠方から来られた方には本当に申し訳ない状態が続いています。
どうか少し時間帯をずらして来て頂けたらと願っております。
ところで、『小股の切れ上がったいい女』の小股とは体のどの部分か分りますか?
これが足首のアキレス腱の辺りを指すそうなんです。
なるほど、着物の裾からチラッと見える細い足首は今も昔も変わらずに、
いい女の必須条件ですな。
少しのつなぎの入った細めの蕎麦を、
辛口のつゆにちょいとつけて、一気に手繰って食べていただきたい蕎麦です。
太い田舎蕎麦をもぐもぐと噛んで食べるのは、どうにも自分自身が性に合わない。
小腹が空いたときに、小体で小粋な蕎麦屋で、小股の切れ上がった姉御さんと差し向かいで、
小一時間ほどくつろぎの時間を過ごす、そんな場面をご提供出来るような店が理想。
江戸の昔から、なんとなく小さい方が大きい方より尊ばれて来ました。
やたらでっかく目立つより、少しだけ、ちょっぴり、ほんの少々の方が全体の中で際立つ、
そんな美意識を、お江戸の庶民は持ち合わせていたんでしょうな~。
『にの字』は席数から言うと小体な店そのものです。
僅か12名で満席の店。
週末の時分どきには入りきれないお客様もいらっしゃり、
特に遠方から来られた方には本当に申し訳ない状態が続いています。
どうか少し時間帯をずらして来て頂けたらと願っております。
ところで、『小股の切れ上がったいい女』の小股とは体のどの部分か分りますか?
これが足首のアキレス腱の辺りを指すそうなんです。
なるほど、着物の裾からチラッと見える細い足首は今も昔も変わらずに、
いい女の必須条件ですな。
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夏休み中の孫二人に連れられて、
2.3日前に屋外の大型遊具施設がオープンされた、
オホーツク流氷公園に行ってきました。
出来るまでは、『こんなところに公園なんか造ってどーすんだよ!』
とか、『税金の無駄使いじゃないの』という考えの人達のポジションでした。
ところがなんともまぁ~!!素晴らしい公園ではありませんか!
天気の良い日であれば、一日中遊んでも子供は多分飽きない。
親やじーさんばーさんにとって一番良いところ。
お金が掛からない。全て無料。
二番目に良いところ、いたるところにすわり心地の良いベンチがある。
この公園の所長のKさんはにの字のお得意様です。
事務所に座っているのではなく、麦藁帽子をかぶり常に公園の様子を見て廻っています。
紋別以外の地方の皆さん、ぜひぜひ一度この公園に遊びに来て下さる様お勧めします。
そして帰り道にはにの字で蕎麦手繰ってください。
場所が分らない方は、麦藁帽子の所長さんを見つけて聞いてみるとよいです。
きっと親切に教えてくれるはずです。、
2.3日前に屋外の大型遊具施設がオープンされた、
オホーツク流氷公園に行ってきました。
出来るまでは、『こんなところに公園なんか造ってどーすんだよ!』
とか、『税金の無駄使いじゃないの』という考えの人達のポジションでした。
ところがなんともまぁ~!!素晴らしい公園ではありませんか!
天気の良い日であれば、一日中遊んでも子供は多分飽きない。
親やじーさんばーさんにとって一番良いところ。
お金が掛からない。全て無料。
二番目に良いところ、いたるところにすわり心地の良いベンチがある。
この公園の所長のKさんはにの字のお得意様です。
事務所に座っているのではなく、麦藁帽子をかぶり常に公園の様子を見て廻っています。
紋別以外の地方の皆さん、ぜひぜひ一度この公園に遊びに来て下さる様お勧めします。
そして帰り道にはにの字で蕎麦手繰ってください。
場所が分らない方は、麦藁帽子の所長さんを見つけて聞いてみるとよいです。
きっと親切に教えてくれるはずです。、
60数年生きてきて初めて知った文言です。
身元不明の行き倒れを称する役所言葉。
連日のように高齢者の行方不明を報じる新聞記事の中で知りました。
今の時代の歪んだ家族関係が生み出した、
あってはならない現象だと、新聞も週刊誌もテレビも、みんなこぞって取り上げています。
でもそんなに大変な問題なのかなと、ひねくれ者の自分は考えてしまう。
生まれてくる時、そして死ぬ時、これは原則人間が選択できるものではない。
自死を肯定するものでは決してないけれども、
どーゆー風に死ぬかを選ぶ余地は与えられているんじゃないかなと思います。
周りの人達に大事にされ、病院や自宅で見守られながら死ぬのもひとつの死に方。
『年寄り臭ぇ~んだよ!』とか『早く死ねクソジジィ~!』とか言われながら生き延びるよりは、
余命何年か分った時点で旅に出るのもひとつの選択。
旅先の宿や、アパートでポツンと死ぬのもえぇんじゃないかなと。
あるいは、シャッターの降りたビルの軒先に横たわりながら、
行きかう人達の足元越しに、都会のネオンの瞬きを最後の網膜に焼き付て旅立つのもええなと思います。
芭蕉の辞世の句。
『旅に病んで夢は枯野を駆け回る』
孤独死はすべて不幸な人生の最期ではない。
それもひとつの人生の結末。
身元不明の行き倒れを称する役所言葉。
連日のように高齢者の行方不明を報じる新聞記事の中で知りました。
今の時代の歪んだ家族関係が生み出した、
あってはならない現象だと、新聞も週刊誌もテレビも、みんなこぞって取り上げています。
でもそんなに大変な問題なのかなと、ひねくれ者の自分は考えてしまう。
生まれてくる時、そして死ぬ時、これは原則人間が選択できるものではない。
自死を肯定するものでは決してないけれども、
どーゆー風に死ぬかを選ぶ余地は与えられているんじゃないかなと思います。
周りの人達に大事にされ、病院や自宅で見守られながら死ぬのもひとつの死に方。
『年寄り臭ぇ~んだよ!』とか『早く死ねクソジジィ~!』とか言われながら生き延びるよりは、
余命何年か分った時点で旅に出るのもひとつの選択。
旅先の宿や、アパートでポツンと死ぬのもえぇんじゃないかなと。
あるいは、シャッターの降りたビルの軒先に横たわりながら、
行きかう人達の足元越しに、都会のネオンの瞬きを最後の網膜に焼き付て旅立つのもええなと思います。
芭蕉の辞世の句。
『旅に病んで夢は枯野を駆け回る』
孤独死はすべて不幸な人生の最期ではない。
それもひとつの人生の結末。
あっという間に年の半分が過ぎました。
6月の末から続いている蒸し暑さは、月を改めてもそのままです。
こんな天気の為なのか、お客様の入りはまずまず好調です。
昼時ラーメン屋さんへ行かれていた方達がいらしているのかもしれません。
蕎麦屋にとっては、この暑さ、もっと続いてくれ!と言いたいところなんですが、
釜前摂氏40度の状況で蕎麦を茹でる者にとっては辛い。
この間の6月最後の日曜日、30度を超える暑さのなか39名様のお客様を記録しました。
開店時のひと時を過ぎると不思議に汗はまったく出ません。
汗が出ない分、体の力がそのまんま抜け出ていくような気がします。
体力増強に努めましょう!まだまだ大丈夫です。
でも、やりたくて始めたこの商売、いつまで出来るかなと考える時があります。
今のまんまの蕎麦や汁を作り続けるには体力的な限界がある。
『なんか、にの字の蕎麦、不味くなったよね!』と言われないうちに止めちまって、
『にの字の伝説』なんていつまでも言われる様なかっこいい納め方考えている自分がいます。
いくつになっても『えぇかっこし』の癖はぬけませんな~。
そんなこといいながら、90ぐらいまで商売を続けていて、
『志村けん』が時々お笑い番組でやってる食堂のばーさまのように、
震える指をドンブリに突っ込みながら蕎麦を出すのもいいかもしれません。
まっ、すべては神の思し召すまま、『インシャーアッラー』ですな。
6月の末から続いている蒸し暑さは、月を改めてもそのままです。
こんな天気の為なのか、お客様の入りはまずまず好調です。
昼時ラーメン屋さんへ行かれていた方達がいらしているのかもしれません。
蕎麦屋にとっては、この暑さ、もっと続いてくれ!と言いたいところなんですが、
釜前摂氏40度の状況で蕎麦を茹でる者にとっては辛い。
この間の6月最後の日曜日、30度を超える暑さのなか39名様のお客様を記録しました。
開店時のひと時を過ぎると不思議に汗はまったく出ません。
汗が出ない分、体の力がそのまんま抜け出ていくような気がします。
体力増強に努めましょう!まだまだ大丈夫です。
でも、やりたくて始めたこの商売、いつまで出来るかなと考える時があります。
今のまんまの蕎麦や汁を作り続けるには体力的な限界がある。
『なんか、にの字の蕎麦、不味くなったよね!』と言われないうちに止めちまって、
『にの字の伝説』なんていつまでも言われる様なかっこいい納め方考えている自分がいます。
いくつになっても『えぇかっこし』の癖はぬけませんな~。
そんなこといいながら、90ぐらいまで商売を続けていて、
『志村けん』が時々お笑い番組でやってる食堂のばーさまのように、
震える指をドンブリに突っ込みながら蕎麦を出すのもいいかもしれません。
まっ、すべては神の思し召すまま、『インシャーアッラー』ですな。
この間ホーマックで買い物をしてレジに並んでいると、
なにやら隣のレジが騒々しい。
花の苗を抱えた中年の夫婦が喧嘩をしている。
どうやら旦那が買おうとした花に、そんなに要らないと奥さんが言っているらしい。
文句を付けられブチ切れちまった夫は『あぁ~!全部キャンセル!!みんな要らん!!』。
『全部なんて言っていないしょ、なんでそんなこと言うの!アタマくる!』と奥さん。
レジを打てない店員さんは困っているし、
後ろに並んでたロシア人も口をあんぐり開けてびっくりしてる。
なんだかこの国も変わったなと思ってしまいました。
確かベネディクトだったかな、学生の頃読んだ『菊と刀』という本のなかで、
西洋は『罪の文化』で日本は『恥の文化』であると。
第二次世界大戦の終戦間際、沖縄で起こった出来事。
ひめゆりの乙女たちの集団自決。
そのほかにも多くの沖縄の人達や、ソ連の侵攻を受けた北の果ての樺太の人達、
捕虜としての辱めを受けるよりは死を選んだでしまった、または強制させられた民間人や兵隊さん達の悲劇。
未来永劫にわたって忘れてはいけないことだと思います。
『恥の文化』のマイナスの頂点の極みの結果です。
一方ある意味で明治、大正、昭和の時代を支えてきたのが、
人様から見られて恥ずかしくない生き方という価値観です。
自分が育ってきた環境も正しくそんな世界でした。
先程の夫婦のように、人前で喧嘩をするとか言い争いをするとかはみっともないことで、
恥ずかしいことだと教育されて育ちました。
時代は変わってきてるんでしょうなぁ~。
タカアンドトシではないけれど『おまえは欧米か!』と言いたくなる場面に遭遇することたびたびです。
でもどんなに時は進み、世の中が変化しようとも無くしてはいけないものがある。
常に人から見て、他人から見られて美しく潔くなければならないと言う気持ち。
失ってはいけないものだと思います。
なにやら隣のレジが騒々しい。
花の苗を抱えた中年の夫婦が喧嘩をしている。
どうやら旦那が買おうとした花に、そんなに要らないと奥さんが言っているらしい。
文句を付けられブチ切れちまった夫は『あぁ~!全部キャンセル!!みんな要らん!!』。
『全部なんて言っていないしょ、なんでそんなこと言うの!アタマくる!』と奥さん。
レジを打てない店員さんは困っているし、
後ろに並んでたロシア人も口をあんぐり開けてびっくりしてる。
なんだかこの国も変わったなと思ってしまいました。
確かベネディクトだったかな、学生の頃読んだ『菊と刀』という本のなかで、
西洋は『罪の文化』で日本は『恥の文化』であると。
第二次世界大戦の終戦間際、沖縄で起こった出来事。
ひめゆりの乙女たちの集団自決。
そのほかにも多くの沖縄の人達や、ソ連の侵攻を受けた北の果ての樺太の人達、
捕虜としての辱めを受けるよりは死を選んだでしまった、または強制させられた民間人や兵隊さん達の悲劇。
未来永劫にわたって忘れてはいけないことだと思います。
『恥の文化』のマイナスの頂点の極みの結果です。
一方ある意味で明治、大正、昭和の時代を支えてきたのが、
人様から見られて恥ずかしくない生き方という価値観です。
自分が育ってきた環境も正しくそんな世界でした。
先程の夫婦のように、人前で喧嘩をするとか言い争いをするとかはみっともないことで、
恥ずかしいことだと教育されて育ちました。
時代は変わってきてるんでしょうなぁ~。
タカアンドトシではないけれど『おまえは欧米か!』と言いたくなる場面に遭遇することたびたびです。
でもどんなに時は進み、世の中が変化しようとも無くしてはいけないものがある。
常に人から見て、他人から見られて美しく潔くなければならないと言う気持ち。
失ってはいけないものだと思います。