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3年じゃ短すぎるし、かといって10年じゃ長すぎる。
60歳を過ぎてから蕎麦屋という世界に飛び込んだ自分にとって、
5年という歳月の区切りは,いろいろなものを見極めるために、ちょうどいいように思えた。
5年やってみて芽が出ないようであれば撤退も含めて考え直そう、
そう決めて始めたこの商売。
相変わらずの赤字経営ではあるが、ミシュランガイド掲載やら何やらでやめるには惜しい状況になってしまった。
自分の体はもうすこしの間は使えそうだが、いろんなものが壊れ始めた。
まず、打ち場のエアコンが動かなくなる。
電気屋さんに診てもらうと、室外機の基盤というモノがイカレタそう。
部品代、交換技術料等で2万と少々。
やれやれと思っていると、今度は掃除機のモーターが変な音を出すようになった。
5年の間、毎朝蕎麦粉混じりの埃を吸い続けていると無理もなし。
モーターの部品の取替えで約1万。
ほんまにもぅ~と呆れていると、今度はCDプレィヤーの出番。
ローディングが出来ない。
故障の原因不明のためメーカー送りの修理となると2万は下らない。
こう出費が重なると、たまったもんじゃねぇ~ので、KAWA様に相談する。
早速ヤフオクで調べてくれた。
中古にはなるが、同じ機種が1000円からオークションに出品されているではないか。
良さげなものを落札したとしても5000円位で何とかなりそうである。
電化製品は壊れ始めると、足並みを揃え一気に攻勢をしかけて来る。
どうかこれで収まってくれと、今週の休みは冷蔵庫や製氷機の保守点検と掃除に費やした。
あと5年、人生の再出発を支えてくれた物言わぬモノ達との生存を賭けた競争。
多分自分のほうが先にギブアップすると思うが、頑張ろうぜ!と声を掛ける。
60歳を過ぎてから蕎麦屋という世界に飛び込んだ自分にとって、
5年という歳月の区切りは,いろいろなものを見極めるために、ちょうどいいように思えた。
5年やってみて芽が出ないようであれば撤退も含めて考え直そう、
そう決めて始めたこの商売。
相変わらずの赤字経営ではあるが、ミシュランガイド掲載やら何やらでやめるには惜しい状況になってしまった。
自分の体はもうすこしの間は使えそうだが、いろんなものが壊れ始めた。
まず、打ち場のエアコンが動かなくなる。
電気屋さんに診てもらうと、室外機の基盤というモノがイカレタそう。
部品代、交換技術料等で2万と少々。
やれやれと思っていると、今度は掃除機のモーターが変な音を出すようになった。
5年の間、毎朝蕎麦粉混じりの埃を吸い続けていると無理もなし。
モーターの部品の取替えで約1万。
ほんまにもぅ~と呆れていると、今度はCDプレィヤーの出番。
ローディングが出来ない。
故障の原因不明のためメーカー送りの修理となると2万は下らない。
こう出費が重なると、たまったもんじゃねぇ~ので、KAWA様に相談する。
早速ヤフオクで調べてくれた。
中古にはなるが、同じ機種が1000円からオークションに出品されているではないか。
良さげなものを落札したとしても5000円位で何とかなりそうである。
電化製品は壊れ始めると、足並みを揃え一気に攻勢をしかけて来る。
どうかこれで収まってくれと、今週の休みは冷蔵庫や製氷機の保守点検と掃除に費やした。
あと5年、人生の再出発を支えてくれた物言わぬモノ達との生存を賭けた競争。
多分自分のほうが先にギブアップすると思うが、頑張ろうぜ!と声を掛ける。
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先週末から近隣の小中学校は夏休みに入った。
店の周りでも虫取り網を持った子供たちを時々見かける。
そんな子供たちを見かけたら、絶対に車は徐行すること。
速度を落とさない車がなんと多いことか。
意外かもしれないが女性ドライバーが目立つ。
自分も含め世の男性のほとんどは、運転中に子供が視界に入ると飛び出しの危険を感じてアクセルを離す。
だが最近の若いママさん達は違うんですな。
後ろに子供を乗せてのくわえタバコ、ハンドル持ちながら携帯のメール打ち。
登下校時の学校の近くの交差点信号。
黄色の点滅を無視して、そんな馬鹿ママは突っ込んで行く。
警察も物陰に隠れて陰湿なシートベルトの取締りをやったりしないで、
重大事故に繋がるかもしれないアホどもを捕まえなさい。
当店にもその様な馬鹿ママが、しつけの出来ていない子を連れて時々来る。
小さいお子様お断りとしていないので仕方が無いが、
他のお客様に迷惑がかかるような無礼には店主の一喝を入れることにしている。
ちょろちょろ走り回り、時には厨房にも入ってくる。
『危ないから座っていなさいね!』口元には笑みを浮かべながら、
きつい目つきで優しく言うと大概の子供は座ってくれる。
公共の場での作法が出来ないうちは、親もそんな所での楽しみを諦めるべきだと思う。
自分の楽しみが優先するから、炎天下のパチンコ店駐車場での悲劇があとを絶たない。
蕎麦屋は充分に人生を生きてきた大人の憩いの場。
ここの店の構えは子連れでは入りにくいと言われることがある。
その通りである。
大人しく座って居る事の出来ないお子様連れはご遠慮いただきたいのである。
さて、7月に入ってからシンガポールからのお客様が相次いでいる。
10日ごろに7名様、おとといは2名様。
いずれのグループもレンタカーでのご来店。
ミシュランガイドと当店のホームページを見て最初からプランに盛り込んだそう。
地元の人でも迷ってしまうところに、ホテルにもらった簡単な地図を頼りによくぞいらしてくれる。
なぜかごぼう天を注文する方が多い。
それも店に入る前から決めている様子。
はるか海の彼方のシンガポールで、
『にの字』の『ごぼう天』や『ごぼう天おろし』が有名になっている、
何とも愉快ではありませぬか。
店の周りでも虫取り網を持った子供たちを時々見かける。
そんな子供たちを見かけたら、絶対に車は徐行すること。
速度を落とさない車がなんと多いことか。
意外かもしれないが女性ドライバーが目立つ。
自分も含め世の男性のほとんどは、運転中に子供が視界に入ると飛び出しの危険を感じてアクセルを離す。
だが最近の若いママさん達は違うんですな。
後ろに子供を乗せてのくわえタバコ、ハンドル持ちながら携帯のメール打ち。
登下校時の学校の近くの交差点信号。
黄色の点滅を無視して、そんな馬鹿ママは突っ込んで行く。
警察も物陰に隠れて陰湿なシートベルトの取締りをやったりしないで、
重大事故に繋がるかもしれないアホどもを捕まえなさい。
当店にもその様な馬鹿ママが、しつけの出来ていない子を連れて時々来る。
小さいお子様お断りとしていないので仕方が無いが、
他のお客様に迷惑がかかるような無礼には店主の一喝を入れることにしている。
ちょろちょろ走り回り、時には厨房にも入ってくる。
『危ないから座っていなさいね!』口元には笑みを浮かべながら、
きつい目つきで優しく言うと大概の子供は座ってくれる。
公共の場での作法が出来ないうちは、親もそんな所での楽しみを諦めるべきだと思う。
自分の楽しみが優先するから、炎天下のパチンコ店駐車場での悲劇があとを絶たない。
蕎麦屋は充分に人生を生きてきた大人の憩いの場。
ここの店の構えは子連れでは入りにくいと言われることがある。
その通りである。
大人しく座って居る事の出来ないお子様連れはご遠慮いただきたいのである。
さて、7月に入ってからシンガポールからのお客様が相次いでいる。
10日ごろに7名様、おとといは2名様。
いずれのグループもレンタカーでのご来店。
ミシュランガイドと当店のホームページを見て最初からプランに盛り込んだそう。
地元の人でも迷ってしまうところに、ホテルにもらった簡単な地図を頼りによくぞいらしてくれる。
なぜかごぼう天を注文する方が多い。
それも店に入る前から決めている様子。
はるか海の彼方のシンガポールで、
『にの字』の『ごぼう天』や『ごぼう天おろし』が有名になっている、
何とも愉快ではありませぬか。
7月は日曜日を除き、いまいちの入りである。
昼時には満席の状態になるが、それで終わってしまう。
平日はお一人のお客様が多いので、カウンターの無い当店ははなはだ効率が悪い。
蕎麦屋なんて商売は開店から1時までが勝負の世界。
席数の6割から7割を採算ラインに設定するのが安定経営の要だと思う。
あと5、6人座れる席があったらなと、溜息まじりに考えてしまう。
まっ、店舗設計の甘さということで諦めましょう。
そんな平日をカバーしてくれるのが日曜日。
21日の日曜は気合を込めて50人前の蕎麦を打つ。
開店の札を出すと同時にお客様が詰め掛ける。
少し肌寒い天気のせいか、半数以上の注文は天ぷら系。
11時から2時過ぎまで1分の休みも無く天ぷら鍋に張り付く。
蕎麦屋の天ぷらは衣を厚めに付ける。
温・冷いづれの蕎麦にも汁に絡まる衣の付け加減が要。
中でも海老の天ぷらは腕の見せ所。
油の中でくるくる回る海老を仰向けに寝せ、針の様な衣の華を咲かす。
尻尾はじゃんけんの『パ』のように綺麗に開くのが理想。
中心はほんのり火が入った状態が美味いので、
衣付けは10秒ほどで終わらさなければならない。
最初はうまくいかなかった。
当店の海老天は2本で1人前。
向きを揃えて衣を付けるのは結構難しい作業。
悩んだ末、100均ショップで売っている『あるもの』を使おうと思いついた。
これが大正解。
2人前の4本の海老に同時に華を咲かすことが出来る。
すべて独学でこの商売を始めた自分にとって、そんな発見は無上の喜び。
開業者向けの蕎麦教室に通ったり、老舗の蕎麦屋に修行に入ったりすると、
悩まなくとも答えはすぐに用意されているだろう。
だが自分にはそんな時間も金銭的な余裕も無かった。
頼りになるのは、どうしたらもっと美味しく、効率良く、
綺麗に仕上げることが出来るかを考え続ける向上心と、それを支える体力。
向上心はまだまだ大丈夫と思うが、体の力は黄色の点滅かもしれない。
結局、こないだの日曜日は37名様で終わらせていただいた。
2食分の蕎麦が残ったが、
3人様が来店されたらアウトだろ、が自分に対する言い訳ですな。
昼時には満席の状態になるが、それで終わってしまう。
平日はお一人のお客様が多いので、カウンターの無い当店ははなはだ効率が悪い。
蕎麦屋なんて商売は開店から1時までが勝負の世界。
席数の6割から7割を採算ラインに設定するのが安定経営の要だと思う。
あと5、6人座れる席があったらなと、溜息まじりに考えてしまう。
まっ、店舗設計の甘さということで諦めましょう。
そんな平日をカバーしてくれるのが日曜日。
21日の日曜は気合を込めて50人前の蕎麦を打つ。
開店の札を出すと同時にお客様が詰め掛ける。
少し肌寒い天気のせいか、半数以上の注文は天ぷら系。
11時から2時過ぎまで1分の休みも無く天ぷら鍋に張り付く。
蕎麦屋の天ぷらは衣を厚めに付ける。
温・冷いづれの蕎麦にも汁に絡まる衣の付け加減が要。
中でも海老の天ぷらは腕の見せ所。
油の中でくるくる回る海老を仰向けに寝せ、針の様な衣の華を咲かす。
尻尾はじゃんけんの『パ』のように綺麗に開くのが理想。
中心はほんのり火が入った状態が美味いので、
衣付けは10秒ほどで終わらさなければならない。
最初はうまくいかなかった。
当店の海老天は2本で1人前。
向きを揃えて衣を付けるのは結構難しい作業。
悩んだ末、100均ショップで売っている『あるもの』を使おうと思いついた。
これが大正解。
2人前の4本の海老に同時に華を咲かすことが出来る。
すべて独学でこの商売を始めた自分にとって、そんな発見は無上の喜び。
開業者向けの蕎麦教室に通ったり、老舗の蕎麦屋に修行に入ったりすると、
悩まなくとも答えはすぐに用意されているだろう。
だが自分にはそんな時間も金銭的な余裕も無かった。
頼りになるのは、どうしたらもっと美味しく、効率良く、
綺麗に仕上げることが出来るかを考え続ける向上心と、それを支える体力。
向上心はまだまだ大丈夫と思うが、体の力は黄色の点滅かもしれない。
結局、こないだの日曜日は37名様で終わらせていただいた。
2食分の蕎麦が残ったが、
3人様が来店されたらアウトだろ、が自分に対する言い訳ですな。
英国風の自然庭園を目指す裏庭には、
様々な花が咲き乱れている。
タンポポから始まり、今はマーガレット風の白い花や、
お日様が陰ると閉じる黄色い小花が盛りである。
それにクローバの赤の点々が彩りを添える。
だがそれらの間の雑草は刈らねばならない。
昨年までは何の躊躇も無く、エンジン刈払い機で花々もろとも刈っていた。
ところが今年は花が不憫で刈れない。
歳のせいなんでしょうな。
花が終わるまで待つことにした。
そんな悠長な気分とは逆に、時と場合によっては気の短さも際立ってきた。
店が忙しくなってくると、いかん、いかん!と思いながら、
『あっ、あれ取って!』『それじゃないって!』『あれだよ!あれ!あれ!!わからんかなぁ~』。
ついついパートさんに対する語尾がきつくなる。
5人分ぐらいの注文票がすっと頭に入るようになると、
店主が次に何をするのか、そのために何が必要になってくるのかが分かるようになる。
1年ほど経験を積むとそんな領域に辿り着くのだが、
入りたての新人さんや、ベテランさんでも体調不良のときは、
そんな店主の勝手な要求にピピッと反応することは難しい場合もある。
だがお客様は一期一会が基本。
どんな場合も常に最高の蕎麦を出さねばならない。
そのためには厨房の連携は最低必要不可欠な条件。
緊張感が無ければ、お互いの心を読んでの流れ作業は出来ない。
蕎麦は1秒を争う食べ物。
張り詰めた空気を保つためには、自分の勝手気ままもある意味必要かなと。
自己弁護ですかね。
それにしても当店のパートさん達、本当に良くやってくれてます。
たとえ、どこかの飲食店に勤めたとしても、
即、主任になれる位の技能と気遣いをこの店で学ぶことが出来ると思っている。
、
様々な花が咲き乱れている。
タンポポから始まり、今はマーガレット風の白い花や、
お日様が陰ると閉じる黄色い小花が盛りである。
それにクローバの赤の点々が彩りを添える。
だがそれらの間の雑草は刈らねばならない。
昨年までは何の躊躇も無く、エンジン刈払い機で花々もろとも刈っていた。
ところが今年は花が不憫で刈れない。
歳のせいなんでしょうな。
花が終わるまで待つことにした。
そんな悠長な気分とは逆に、時と場合によっては気の短さも際立ってきた。
店が忙しくなってくると、いかん、いかん!と思いながら、
『あっ、あれ取って!』『それじゃないって!』『あれだよ!あれ!あれ!!わからんかなぁ~』。
ついついパートさんに対する語尾がきつくなる。
5人分ぐらいの注文票がすっと頭に入るようになると、
店主が次に何をするのか、そのために何が必要になってくるのかが分かるようになる。
1年ほど経験を積むとそんな領域に辿り着くのだが、
入りたての新人さんや、ベテランさんでも体調不良のときは、
そんな店主の勝手な要求にピピッと反応することは難しい場合もある。
だがお客様は一期一会が基本。
どんな場合も常に最高の蕎麦を出さねばならない。
そのためには厨房の連携は最低必要不可欠な条件。
緊張感が無ければ、お互いの心を読んでの流れ作業は出来ない。
蕎麦は1秒を争う食べ物。
張り詰めた空気を保つためには、自分の勝手気ままもある意味必要かなと。
自己弁護ですかね。
それにしても当店のパートさん達、本当に良くやってくれてます。
たとえ、どこかの飲食店に勤めたとしても、
即、主任になれる位の技能と気遣いをこの店で学ぶことが出来ると思っている。
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7日は七夕の日曜日。
朝から蒸れる様な珍しい暑さ。
開店の11時、厨房の温度計は30度を超えていた。
ということは蕎麦釜近くは軽く40数度。
こんな日は天ぷら系の注文も相次ぐ。
自宅で火を使いたくないが、蕎麦だけでは物足りないというお客様が多いのだろう。
海老天おろしとか、ごぼう天おろしが続く。
いくら商売とはいえ、こんな日の天ぷらは体力を消耗する。
暑さのピークの3時過ぎには店を閉めさせてもらった。
近頃思うこと。
一枚のせいろを食べるのに、何でこんなにティッシュを使うんだろと思うお客様がいっぱい居る。
戻ってきたお盆を見ると地が見えないほどの丸められたティッシュの山。
自分が子供の頃、ティッシュなどという便利なものは無かった。
紙は貴重なものの時代。
トイレの紙は茶チリと称するゴワゴワした固いもの。
田舎へ行くと古新聞が切って置いてあった。
だから食事中に紙を使う習慣なんぞは無かったと思う。
ちゃぶ台の上には濡れ布巾が1枚。
食べこぼしはそれでぬぐった。
口の周りの汚れはどうしていたのか記憶が無い。
舌舐めずりという言葉のとおり、ペロンと舐めて終わっていたのだろう。
当店は、紙お絞りは置いてある。
手を拭いた後、たたみ直すと十分口は拭くことが出来る。
大体が食べた後の形跡をみっともなくしないというのは大人の流儀。
ティッシュを使ってくださるなと言っているのではない。
山ほどのティッシュを使ってそのままのお客様はその程度の方達。
店側の我侭かも知れないが、そんな人達はご常連の範囲に入ることは無い。
朝から蒸れる様な珍しい暑さ。
開店の11時、厨房の温度計は30度を超えていた。
ということは蕎麦釜近くは軽く40数度。
こんな日は天ぷら系の注文も相次ぐ。
自宅で火を使いたくないが、蕎麦だけでは物足りないというお客様が多いのだろう。
海老天おろしとか、ごぼう天おろしが続く。
いくら商売とはいえ、こんな日の天ぷらは体力を消耗する。
暑さのピークの3時過ぎには店を閉めさせてもらった。
近頃思うこと。
一枚のせいろを食べるのに、何でこんなにティッシュを使うんだろと思うお客様がいっぱい居る。
戻ってきたお盆を見ると地が見えないほどの丸められたティッシュの山。
自分が子供の頃、ティッシュなどという便利なものは無かった。
紙は貴重なものの時代。
トイレの紙は茶チリと称するゴワゴワした固いもの。
田舎へ行くと古新聞が切って置いてあった。
だから食事中に紙を使う習慣なんぞは無かったと思う。
ちゃぶ台の上には濡れ布巾が1枚。
食べこぼしはそれでぬぐった。
口の周りの汚れはどうしていたのか記憶が無い。
舌舐めずりという言葉のとおり、ペロンと舐めて終わっていたのだろう。
当店は、紙お絞りは置いてある。
手を拭いた後、たたみ直すと十分口は拭くことが出来る。
大体が食べた後の形跡をみっともなくしないというのは大人の流儀。
ティッシュを使ってくださるなと言っているのではない。
山ほどのティッシュを使ってそのままのお客様はその程度の方達。
店側の我侭かも知れないが、そんな人達はご常連の範囲に入ることは無い。