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下川で氷点下31度。
奄美大島でも雪が降っている。
台湾では寒さのために60人以上の死者が出ているそう。
このたびの寒波の底だというが寒い。
何万年というサイクルで地球は寒くなったり、
暖かくなったりということを繰り返しているだけなのかもしれないが、
二酸化炭素排出などによる温暖化現象がもたらす寒さなんですな。
この寒さにもかかわらず24日の日曜日は35名様のご来店。
日曜日のみのアルバイト「Aちゃん」も大奮闘である。
理学療法士の資格を持ちながら英語に目覚めてしまった23歳の彼女。
次なる語学留学の資金を貯めるために頑張っていて、
当店の他に2軒を掛け持ちで働いている。
バイト初日からレジを任せてみた。
出来なかったら助け舟を出そうと思い、
後ろで蕎麦を茹でながら構えていると、
きちんと応対しているではないか。
語学を勉強しているためなのか、
言葉の組み立てを頭の中で構成してから喋っている。
マニュアルなんて存在しないこの店で、
どう喋ったらスムースにお客さんとやり取りできるか瞬時に理解できるのだ。
いつまでも働いて欲しいがそうはいかない。
そろそろ週末限定のパートさんを探さなければならない。
さて、「だて様」の知人である書道家「Sさん」に書いてもらった当店の看板。
7年の風雪に洗われたため一部がかすれてしまっていた。
開店の際、この文字がかすれて読めなくなる前に、
己の体が持たないだろうと思った。
ところがどっこい、以外と丈夫だったこの五体。
本日黒のラッカーで補修する。
改めて筆の勢いを感じ取り、もう少し頑張ってみようと密かに思う。


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年が明けてからお客様の入りがどうもおかしい。
いや、変調の兆しは昨年暮れの中旬あたりから見え隠れしていた。
当店の採算ラインは、平日で1,5回転、土曜日は2回転、
日曜は3回転回さなければ利益は出て来ない。
過去3年間のデーターと比較しても最低に近いようなレベルなのだ。
食べ物商売も所詮水商売。
良い時もあれば悪い時もあるさと、
笑い飛ばせる位の底力はつけてきたつもりである。
それが笑いも引きつくようなこの状態。
他の皆さんはどうなのかいろいろ聞いて見た。
忙しくてどうしようも無いという人は一人もいない。
みんなそれぞれになんだかヒマだと言う。
勿論そんな情報に安堵してはダメなのだが、
自分一人だけの不安ではないことに少し心が休まる。
家族連れのお客様が極端に減っている。
正月明けには見られる現象だが今年は異常に少ない。
こんなところにも「アベノミクス」の間違いが見える。
地方の経済状況はもう息も絶え絶えなのである。
ところで台風並みの低気圧が居座ったままで凄い事になっている。
たまたま定休日と重なったのでのんびり構えていたが、
19日の火曜夕方に翌日の営業に備えて除雪をする。
玄関周りの吹き溜まりが腰ぐらいの高さ。
店前の駐車場は風が強いため積雪ほとんど無し。
オホーツク海側がひどい、ということでテレビの中継が紋別に入る。
各局本町通4丁目付近にカメラを構え、
「ご覧の通り風雪が強まった紋別の中心部!」
「行き交う人も殆ど見ることができません!」
天気にかかわらずいつも人通りなんてありませんて。
少し山側に入った所が心配である。
滝上では1mを超える積雪になっている。
今年は雪が少なくて楽だねと、ついこないだまで言っていた。
大自然はきちんと帳尻を合わせてくるもんなのである。
水曜日の朝3時、窓の外を見ると風も雪も少し治まっている。
これは営業できると判断し、通常より少し少なめに蕎麦を打つ。
ところが夜が明けるころから風雪ともに強くなる。
吹き溜まりの雪をよけて暖簾を出す。
店前の市道は行き交う車もほとんど無い。
こりゃ開店以来初のゼロ人を記録かと覚悟をしかけた頃、
「やあ〜えらいね!開けてんだ!!」
ご常連の居酒屋「B」のマスターが飛び込んでくる。
そのあと3時まで待ってみたが来客無し。
悪い記録の達成を逃れたことを良しとして営業終了。











客席の床の汚れが気になっていた。
グレーの濃淡の細かい模様が入った床材で、
汚れがなるべく目立たないようにと選んだもの。
確かに汚れは目立たないが、それは掃除の仕方がおざなりになることに繋がる。
毎朝モップ掛けをしているが目を近づけてよくみると、
表面のデコボコに黒ずんだ汚れがついている。
意を決し、本年最初の仕事は床のたわし掛けをすることに。
1月4日早朝から洗剤をつけたたわしを片手に座り込む。
浮き出た汚れをモップで拭き取り、こまめにバケツでゆすぐと見る間に水が真っ黒になる。
約2時間強の作業。
床全体がぽっと白く浮き出たように感じるのは綺麗になった証拠だろう。
新しい年明けにふさわしく何とも清々しい。
さて、日本海側は連日のように雪が降っているようだが、
こちらは吹雪くこともなく除雪機の出番もない。
と思っていたら二日ほど前からしんしんと降る雪が積もり出した。
除雪機初出動である。
すぐ隣の空き地に立てられた工事現場のプレハブ。
出入り口や作業通路をタイヤショベルで除雪している。
「蕎麦屋さんには騒音を立てたり迷惑かけてるから、ザザッと雪除けとくから!」
そんな気の利く現場監督がいるわけがなく、
100坪以上の駐車場をちっちゃい除雪機で孤軍奮闘している隣人を見ようともしない。
昔、従兄弟の家は建築業をやっていた。
今から50年以上前のことである。
叔父さんは昔気質の大工でもあったので、
建築現場の周りの家などには、そりゃあ気を使っていた。
玄関の戸が建て付けが悪いのを見かけると、
一服休みの時にささっとカンナをかけてやったりしていたものだ。
昭和の良き時代、「三丁目の夕日」の風景である。
自分で手がけた家の前を通ると、たとえその工事が10年前であろうと、
15年前であろうと必ず顔を出して「なにか不都合のところはないかい?」
と声をかけるのが常だった。
昨日杭打ちデーター改ざんの元請け業者の会見を見た。
下請けの業者の責任について未だにどうのこうの言っている。
元請けにも下請けにも本当の意味での「職人」は一人もいないのでしょうな。

穏やかな年明けである。
この土地に引っ越して以来、除雪をしなかった元旦は数える程しかない。
あいにくの曇天で初日の出は見れなかったが、
疲労困憊の老体にはまったくもって有難い。
初風呂に入り体重を測ってみる。
49,3キロ。
先月の風邪がひどい状況の時より少し戻りつつある。
年を取ってからブクブク太るより良いのかもしれないが、
仕事に必要な体力を考えるとあと3キロは欲しいところ。
5日までの正月休みに何とか少し取り戻せたらいい。
最低でも10年は続けてみようと決心して始めたこの商売。
いよいよ残り3年に突入である。
振り返って見ると、つくづく良いお客様と良い製粉屋さんに恵まれた7年間だったと思う。
新規開店の蕎麦屋のほとんどが高価な電動石臼を店頭に設置し、
自家製粉を店のこだわりの一つとしてアピールしているのが現状。
そんな方向を敢えて選択せず、製粉に費やす時間と労力を料理に向けた。
製粉は製粉のプロに任すという考え方を支えてくれたのが、
栽培から製粉まで一貫して手掛ける、幌加内の「蕎麦工房坂本」さんである。
常に最良の状態の蕎麦粉を送ってくれる。
自分はただその様な蕎麦粉を蕎麦になる手助けをするだけ。
水回しにしても、延しにしても、粉が最後に欲しがるひと垂らしの水の量とか、
麺体が延びたがっている方向に棒を当ててやるだけとか、
蕎麦粉の声に耳を傾けることの大切さが最近ようやく分かってきた。
そんな自分の蕎麦を、こんな街外れの山の中まで食べにきてくれる多くのお客様。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
全身全霊を傾けて今年も蕎麦を打ち続けて行きますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、皆さんお待ちかねかどうか分かりませんが、
新しい品書きを二つほどご用意しております。
一つは「きつね蕎麦」。
甘辛く炊いたお揚げを蕎麦に載せた定番の温蕎麦。
北海道産大豆を使った「十勝正直村」の小揚げを、
当店の蕎麦汁を使い余りしつこくない味付けにしました。
二つ目は「かき玉蕎麦」。
水溶き片栗粉でとろみを付けた熱々の汁に、
ふんわりと溶いた玉子をかき入れます。
仕上げはたっぷりのおろし生姜。
これからの冷え込む季節にぴったりのお蕎麦です。
準備が出来次第ご提供いたします。
どうぞお楽しみに。

二人の孫も、上が中2で下が小5になった。
ついこないだまでは、
クリスマスに欲しいものを書いたサンタさんへの手紙を預かったりしていた。
買い揃えて届けるのが、年に一度のじーさんの楽しみでもあった。
最近はメールで予定を合わせて3人で買い物に行く。
それはそれで、滅多に会えない孫たちと一緒に過ごす至福のひと時である。
今年は25日の4時にデートしようとのメール。
3時には店を閉め超特急で後片付けを済ませ迎えに行く。
小5のヒカルくんはただいまエアガンに夢中。
先月の誕生日プレゼントもコルトマグナムだった。
今回も目星をつけているようで、市内のおもちゃ屋へ直行。
軍仕様の電動ガンをゲットしてご満悦である。
何のかんのと非難する向きもあろうかと思うが、
男の子はいずれ通る道。
自分も西部劇に憧れて早撃ちの練習なんぞしていました。
一方の中2のルナさんはあまり物欲が無い。
ゲオへ連れて行ってと言うので、ゲームソフトでも買うのかなと思っていたら、
ペンケースやら消しゴムやらこまごましたものを選んでこれでいいと。
お買い上げ総額1400円なり。
これではヒカルくんとのバランスも取れないので、
予定していた金額の残りをお小遣いとして渡す。
彼女は今バトミントンに夢中である。
オホーツク管内の大会では常にトップスリーに入っているようで、
このまま成長してくれればいろいろと楽しみである。
AKB48なんぞには目もくれず、趣味はマシーンを使った腹筋強化。
好きな歌手は誰と聞くと、あまりいないけど「柴咲コウ」は好きと答える。
その感性なかなか良し。
さてさて買い物を終え、三人で記念のプリクラでも撮って、
軽くオヤツでも食おうとたくらんでいたが、
「じーたん、ゴメン!二人ともこれから塾なんだ!」
「プレゼントありがとね!バイバイ!」と帰って行った。
一人取り残されたじーさんはトボトボ店に戻る。
またの機会のお楽しみに取っておきましょう。
現在大晦日の午前7時である。
昨日お渡しした分を含めて、230人前の年越し蕎麦を打ち終えた。
いやー今年は風邪で体調が最悪だったので大変だった。
あとはエビ天などの天ぷらを揚げて本年の業務終了。
お陰様にて何とか年を越すことができそうです。
新年も変わらぬお引き立てをお願い申し上げ、
2015年最後の蕎麦日記といたします。
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