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つたない蕎麦を皆様に食べていただくようになってから早4年。
真っ暗闇の海原をコンパスも無しに漕ぎ出した老朽船に、
神様はようやく夜明けの兆しを見せてくれ始めた。
『あの店は趣味でやっているんだ』と巷で言われているらしい。
冗談ではない。
食べていくために必死なのである。
早い時間の売り切れ仕舞いがそんな印象を与えているのかもしれないが、
1年でも長く蕎麦屋を続けていくためには止むを得ない処置。
朝4時前には起き出し、蕎麦打ち、掃除、出汁取り、てんぷらなどの仕込み、
などなど必要な仕事が終わると開店の11時。
3時過ぎには精も根も尽き果てる。
何日か前、そんな事を考ながら仕舞いの床拭きをしていると、
ラジオからロッドステュアートの『セイリング』流れ出した。
柄にも無くボロボロと涙がこぼれる。
蕎麦は人生そのもの。
格言好きのオッサンならば『蕎麦を打つ 己を打つ 』なんて額を店に飾るところだが、
そんな偉そうなことを言える自分ではない。
残り少ない人生の時間。
そこそこに食べていければよいと思っているが、
一茶の句。
『露の世は 露の世ながら さりながら』が正直な心境ですな。
真っ暗闇の海原をコンパスも無しに漕ぎ出した老朽船に、
神様はようやく夜明けの兆しを見せてくれ始めた。
『あの店は趣味でやっているんだ』と巷で言われているらしい。
冗談ではない。
食べていくために必死なのである。
早い時間の売り切れ仕舞いがそんな印象を与えているのかもしれないが、
1年でも長く蕎麦屋を続けていくためには止むを得ない処置。
朝4時前には起き出し、蕎麦打ち、掃除、出汁取り、てんぷらなどの仕込み、
などなど必要な仕事が終わると開店の11時。
3時過ぎには精も根も尽き果てる。
何日か前、そんな事を考ながら仕舞いの床拭きをしていると、
ラジオからロッドステュアートの『セイリング』流れ出した。
柄にも無くボロボロと涙がこぼれる。
蕎麦は人生そのもの。
格言好きのオッサンならば『蕎麦を打つ 己を打つ 』なんて額を店に飾るところだが、
そんな偉そうなことを言える自分ではない。
残り少ない人生の時間。
そこそこに食べていければよいと思っているが、
一茶の句。
『露の世は 露の世ながら さりながら』が正直な心境ですな。
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