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お昼時にサラリーマンのお客様が増えてきました。
気になることがひとつ。
大盛りではなく、普通の一人前で済まされる方が結構いらっしゃる。
もともと蕎麦は小腹を満たすものとはいえ、
20代や30代の男性がそんなんで昼からバリバリ仕事できる?大丈夫?と思ってしまう。
昔々の学生時代、いつもお腹を空かせていました。
主食は近所のパン工場で買ってくる1袋30円のパンの耳。
それをそのままか、パチンコで勝ったときに手に入れるクリーマを溶かしたものに浸して食べる、
そんな食生活でした。
喫茶店のボーイのバイトの帰り、先輩に誘われていくラーメン屋でもお金が無くてライスだけを頼むことも度々ありましたな。
気の毒に思ったのか、ラーメンの汁をお湯で薄めた中華スープみたいなもんを付けてくれるんです。
でも不思議とミジメだとかタイヘンだとかは感じませんでした。
なぜなら周りの友達の大多数も似たような状態だったから。
学生なんちゅうモノはひもじい思いをして当たり前、そのようにみんな考えてる時代でした。
ただ一度だけ、悔しくて惨めで涙流したことがあります。
2日ぐらい何も食べてなく、ふらふらになりながら学校へ行って誰かに金を借りようとしたとき、
『ウチへいらっしゃいな。なにかママに作ってもらって食べさせてあげる。』
同級生の女の子が言ってくれたのです。
『ちょ~ラッキー!!』とパパが大蔵映画の重役をやってるその子の家に向かいました。
川崎は登戸の高級住宅地。
緊張しながら居間に招き入れられ、出てきた料理がすき焼きに出前のお鮨です。
阿呆のように餓鬼のようにひたすら食いましたねぇ~。
ところが急に食べ物が入ってきたため胃がびっくりしちゃったらしく、
しばらくすると気持ちが悪くなり、トイレで全部戻しちゃいました。
便器に顔突っ込みながら、苦しさ半分惨めさ半分でボロボロ泣きました。
そんな自分の若かりし頃のことを考えると、
2,30代のお客様の蕎麦の量はついつい多めに量ってしまう。
そして今まで二の足を踏んでいた丼物と蕎麦の組み合わせも、
腹ペコでご来店される皆様のために考えている今日この頃です。


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懐かしい!
和傘、いいですね!紋別公園で野点をした時の事を思い出しました。はるか、昔ですけど…

牛丼とのセット始めたのですね。昨日、夫とイトーヨーカ堂へ行ったので、ついでにランチを…と
思い蕎麦屋へ入りましたが、少し太めの蕎麦でした。とろろや大根おろし、納豆に揚げ玉、カイワレ少々、何だか蕎麦の味も判らず、ツユもダシ不足の感じでした。
何でも乗せればいいというものじゃないでしょうに…と思いましたよ。

最近はセット物が多いですものね。
昨日の蕎麦にも海苔巻きが付いてましたが、普通のご飯?ナンダカナァ~の昼ご飯でした。

いつも聞いている地元のFMラジオで、ヨーカ堂の買い物券が当たったのです。
孫のスニーカーを買い、ついでにランチも…と思って寄りました。たまにしか行かないのでハズレでした。
しじみのカアサン 2010/10/01(Fri)09:05:13 編集
出足好調
昨日から始めた牛丼が良く出ています。
予想通り男のお客様の注文が多い。
本当は蕎麦一本で行きたいのですが、
地方の蕎麦屋が生き延びていくためには、
そんなこだわりも捨てなきゃいけない場面があるのです。しじみのカアサン様。
にの字 2010/10/01(Fri)21:10:54 編集
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