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毎朝3時過ぎには起き、蕎麦を打つ。
仕事をしながらラジオを聞くことにしている。
民放のラジオはこの時間帯、若者向けの眠気覚ましのものばかり。
ガキどもが朝からギャーギャー騒いでいるだけの放送はゴメンなので、
NHKのFMに周波数を合わせることが多い。
先日『ラジオ深夜便』という番組で、『リビング・ウイル』について語られていた。
語り手は、愛知県がんセンター名誉総長、大野竜三医師。
日本語に直訳すると『(終末期における)生前の意思表示』ということか。
命には限りがある。
高齢者に対する延命治療には以前から疑問を持っていた。
昨年、92歳の義母が亡くなった。
入院先の病院はとても良く対処してくれたが、疑問に思うこともあった。
腎臓の機能が低下して尿がほとんど出ていないのに、ドンドコ点滴が打たれる。
当然のことながら全身にむくみが生じ、体の向きを変えるのにも差し障りが出てくる。
何とか出来ないものかと見守っていた。
大野先生は、リビングウイルがあれば点滴は最低必要量に抑えられるという。
胃ろうによる延命も、経口摂取の回復が見込まなければ無意味と説く。
まったくそのとおりと思う。
末期のがんに蝕まれていても、1時間前まで普通に食事をして逝くことも可能だと言われる。
さらし葱と、おろし生姜がたっぷり乗った冷奴をあてに酔っ払った後、
西日の当る縁側で、ごろっと横になったまま、死んじまうなんていう理想のおさらばも出来ちゃうわけです。
この世の残り時間が数えられるようになったら、
大野医師の著書を一読されたらどうか。
麻生太郎の『年寄は、さっさと死ねばいい』もあながち暴言ではない。

自慢話をひとつ。
2年生の孫が、スキージュニア検定の1級に合格した。
大人の2級に該当するそうで、小学5,6年でなければ受かるのは難しい。
ソチは間に合わないけど、目指せ冬期オリンピックである。
点滴でも、胃ろうでも何でもしてくれ、そんな姿を見るまでは死にたくねぇ~、
といいかねない自分がもう片方にも居る。
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なんと。
スキーの検定おめでとう御座います。熱いお孫さんたちは色々楽しませてくれますね!連絡してみよう。
リビングウィル。自分に決定権の無いほどの状態のときには医療者は倫理的に出来ることをするのが今の現状。患者の思いを聞かされていたであろう家族もいざその場では激しく揺れて延命に走ってしまう…。そんなことも多々あり、不慮の事故もあるので「延命しないで」と腹部に刺青をするしかないのではないかと話し合っている現場の声も実際あります。
意思表示は必ずしたいものです。まずは自分ひとりの問題ではないので家族会議で家族間の意思統一をし、次に紙に書いて託さなければなりませんね。そして大事なことは掛かる病院を選ぶことです。自分らしく生かせて逝かせてくれる医者と出会いたいものです。
うめ&おねぇ 2013/02/11(Mon)23:02:16 編集
医療の現場ならではの
アドバイスをありがとうございます。
医師を選ぶことは大切ですよね。
大野先生は、自分の著書を病院へ持参し、
ここに書かれているような逝き方をしたい、
と言うのが手っ取り早いと話してました。
延命の拒否は、医療の側からすると、訴訟という法的な問題も絡んでくるので、
本人、家族、医師、の三者が十分に話し合った結果のリビング・ウイルでなければならないということですね。
孫達は大したやつらです。
バトミントンもスキーも目指せオリンピックです!!

にの字 2013/02/12(Tue)05:23:07 編集
オォ~!
オメデトウ!やったね~!誰に似たのか?スゴイじゃないですか。ジイチャンも、まだまだ長生きしなくちゃならないですね。おねちゃんはバトミントンなんですね。将来が楽しみ!

リビングウィル、我が家は義母で実践しました。元気な時から何度も「ああいうのは絶対にやめてほしい!(病院での色々な措置)」と強く言われていましたし、入所先の個人医院が経営していた施設でも、私達の願いを受け入れてくれました。最低限度の点滴で静かな最期でした。自宅にいるのと変わらないお部屋で大好きなヘルパーさん達や施設長さんと家族に看取られて旅立っていきました。そのことを私達は後悔していません。
今でも施設長だった医院の奥さんと、交流があり孫を可愛がっていただいてます。
そんな院長や奥さんに巡り会えた事を、今でも感謝しています。
しじみのカアサン 2013/02/12(Tue)09:09:39 編集
孫達の運動のセンスは
少なくても、じーさん似ではないようです。
バトミントンは、先日初めての全道大会に出場しました。
コチコチに緊張して、2回戦で敗退したそうです。
リビングウイルを成就させるには、
医師や施設の選択が重要ですね。
ここ紋別は、選択肢の幅が少なすぎる。
にの字 2013/02/12(Tue)23:32:41 編集
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