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5月の末からずっとぐずついていた天気が、先週の土曜日からやっと回復。
日曜日は20度を超える夏日となりました。
気温の上昇につれてお客様の数も増え続け、この前の日曜日と同じ35名様を記録。
暖かい蕎麦の注文が減り、冷たい蕎麦の出番が増えてきました。
その中でも割子蕎麦がまずまず好評です。
サイズは小さくても、割子は三つの蕎麦を作ることになります。
そのため他の蕎麦よりも如何に早く仕上げるかが肝心です。
注文が入るとまず、使うすべての具材の入った容器を作業台に並べ、
茹で上げて3個の器に入った蕎麦の上に、
二人掛かりですから、4本の手が交差しながら作っていきます。
蕎麦の量は湯で前160グラムと他と同じですが、
上に載ってる具の量が多いためか、
殆どのお客様がお腹いっぱいになられるようです。
てな訳で男性のお客様にもっと利用していただきたいと思ってます。
この間面白いお客様がおりました。
夕方5時ごろ、そろそろ夜の部の準備をしようとしていたところ、
紺のつなぎを着た30過ぎの男のお客様が、
『あぁ~!蕎麦食いてぇ~!蕎麦!蕎麦!蕎麦っ!!』と叫びながら入ってきました。
一瞬ちょっと身構えましたが、大丈夫なようなので注文を聞きにいくと、
『天ぷら蕎麦っ!エビが乗っかったヤツ!!』
よっしゃ!そんなに食べたいのなら、いっちょ気合を入れて作らせてもらおうじゃないの!と、
速攻でお出しするとあっと言う間に完食。
『あぁ~!美味かったよ!ごっそうさん!!』と勘定を払って出て行かれました。
きっと仕事が忙しくて昼飯を食べ損ね、
何を食いたい?そうだ蕎麦だよ!蕎麦蕎麦!!と頭の中が蕎麦モードになっていたんでしょうな。
作る側にとっては作りがいのあるお客様です。
どうぞまた叫びながらいらしてください。
お待ちしています。


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先週の土曜、日曜は天候が回復したせいか2日とも30人越えを記録、
特に日曜日は35人と、今年最高のお客様の数となりました。
その内三分の一は初めて拝見するお顔。
仕事の合間に外の車のナンバーを見てみると、
札幌、旭川、帯広、釧路とにぎやかです。
はるばる遠くからこんなてぇーしたことのない蕎麦を食べに来ていただいて本当に嬉しいのですが、
満足してお帰り下さったかなと考えると、背筋が寒くなる思いがします。
千葉の名店『竹やぶ』店主阿部さんの言葉に、
『すべてのお客様に気に入られようとするより、野球で言えば三割バッターを目指しなさい。』
というのを本で読んだ記憶があります。
そう考える方が肩の力が抜け、よい蕎麦が打てて商売も長続きするよと。
言っておられることは頭では分ります。
でもでもしかし、全部のお客様が『美味かったよ~。また来るよ!』と思って下さる蕎麦をお出ししたい。
肩に力が入ってもいい、その結果長く商売を続けることが出来なくてもいい、
とにかく『来た甲斐があった!』と感じてもらえるような蕎麦をお出ししたいと思っています。
人口2万5000人を割ったこの街。
地元を軽視する訳ではないのですが、
いかにして地方のお客様を呼び込むことが出来るかに、
この地域の飲食店の存亡が掛かっているのではないかと思います。
紋別ならではの食材を使った蕎麦、ここでしか食べられない蕎麦、
なんかないかなーとずっと考えてます。
いいアイデアがあれば教えてください。

蕎麦は和食を代表する食べ物です。
ですから当店は出来るだけ『英語』、『カタカナ』を使いません。
たとえば普通、飲食店の店主は『マスター』なんて呼び方をしますが、
にの字では『大将』です。
そのほかにも『メニュー』は『品書き』、『デザート』は『甘味物』ですし、
客席係がお客様の注文の品を厨房に伝えるときには、
『〇番テーブル、オーダー入ります!』ではなくて、『〇番さん、注文入ります!』です。
65歳以上の方の割引は『シルバー割引』ではなく、『敬老割引』。
木曜、金曜の女性の割引は、『レディース割引』じゃ駄目だとあれこれ考えた結果、『花割り』にしました。
ところが先月から始めた『ポイントカード』には適当な日本語が見当たらない。
『点数獲得表』は変。
たいして良くない頭を懸命に使ってみても思い浮かばないどころか、
第二次世界大戦中に英語の使用を禁じられた野球の審判が、
『ストライク!』を『いい球!』、『ボール!』を『わるい球!』と言ってる時代に逆戻りしているみたいに思え、
そのまま素直に『ポイントカード』にしてしまいました。
もうひとつ和訳が見つからないものがあります。
夜の部『蕎麦御膳』の『ほろろ』のお客様は通常1時間半ぐらいのお時間で召し上がっていただいているのですが、すべての料理を出し終えてもお話がはずんでしまい、なかなかお席を立たないお客様がたまにいらっしゃいます。
居心地の良い場所をご提供できたということで、店にとっては嬉しいことなんですが、
何分片付けなどの仕事が後に控えています。、
『もうちょっとで終わりだよー』ということをやんわりと伝えることができないかなといろいろ考えて、
通常『ラストオーダーです』と言うところをなんて言えばと。
そのまんま和訳すると『最終注文でーす』なんですが、
なんか死刑執行前の死刑囚に『最後に食べたいものはなんだ?』と聞いてみるみたいで、
どー言ったらいいもんだかとはなはだ悩んで答えが出ずにいます。
何か良い言い方があればどうぞ教えてください。
閑話休題。
今月のお勧め蕎麦、『割り子蕎麦』が女性のお客様に好評です。
三つの小鉢に割れた蕎麦は、ひとつめが錦糸卵と甘辛の鶏そぼろ、
ふたつめが長いもとろろにうずらの玉子、みっつめがおろし蕎麦の小盛です。
いろんな味が楽しめます。
どうぞお試しあれ。
 
wariko3.jpg

                 
連休の後、肌寒い天気が続いていましたが、先週の週末は20度近くまで気温が上がり、
やっと春らしい天候に回復しました。
すると待ちかねていたようにつつじが咲き、こぶしが咲き、
草叢のタンポポも咲き、ついには桜も七部咲きどころか一編に満開です。
なんか変ですなぁ~。
一度に見られて便利なんですが、60数年生きてきてこんなんのは初めてのような気がします。
地球の温暖化。
やはり切実な問題として身近に感じます。
花に見頃があるように、食べ物にも食べ頃があります。
旬のものを旬に頂く。健康に暮らすための先人の知恵です。
冬眠から醒めたヒグマは真っ先に蕗の薹を食べるといいます。
動物の本能が体に必要なものを教えるんですかね。
当店の蕎麦御膳『梅ほろろ』もこないだまで蕗の薹のてんぷらをお出ししていました。
蕗の薹の後はウドの新芽のてんぷらを考えています。
自然の力が凝縮されたほろ苦さをどうぞ味わってください。
新蕎麦の時季はともかく、蕎麦に食べ頃はありません。
が、厨房で調理してお客様の前にお出ししたものが旬なのです。
すぐにお箸を付けて頂くことを前提に持って上がっています。
お友達やご家族でいらして楽しくお話が盛り上がっているのは分りますが、
どうぞ一刻でも早く食べてくださいと店主、従業員一同見守っているのです。
時代小説で有名な池波正太郎先生は、『てんぷらと鮨は親の仇と思って食べなきゃ駄目だよ、君。』
と常々言っていたそうです。
『にの字』が死ぬまでに一度行きたいと願ってる東京の鮨店『すきやばし次郎』と日本一のてんぷら店『てんぷら近藤』は正しく池波流そのものの店で、箸を付けづに放っておくとやんわりと店主から一言ある店なのだそうな。
万全の自信があるからこそ言える一言だと思います。
そんな店に少しでも近づきてぇ~と毎日奮闘努力していますが、道程は程遠し。


長かったゴールデンウイークが終わりました。
今回3日、4日の月曜・火曜も休まずに午後3時までの営業でやってみました。
天気にも恵まれたせいかまずまずのお客様の入りとなったのですが、
半分以上が札幌や旭川という地方からいらした方たちでした。
何人かの皆さんと短い時間でしたがお話をさせていただいたのですが、
予想通り『食べログ』を見て来たとのこと。
あらためてネットの威力を思い知らされました。
今のところ良い評判のみのようなので安心なんですが、
ちょっとでも気を抜いて出来の悪いものを出してしまうと、
良くない評判があっという間に広がってしまうのがネットの怖いところでもあります。
これまで以上に毎日を真剣勝負でいい蕎麦を出さんきゃいかんと思っています。
それにしても体が週休2日制にどっぷりと慣れちまったらしく、
休み無しの14日間は結構きつくて、すっかり疲れ果ててしまいました。
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