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ロンドンオリンピックもそろそろ終盤である。
あまり興味は無いのだが、水泳男子メドレーリレーの松田選手の言葉には感激した。
金メダルを期待されながら、個人競技ではメダル無しで終わった北島康介。
『手ぶらで康介さんを帰すわけにはいかなかった。』男の言葉ですな。
チームの思いに支えられて最高の泳ぎを見せた北島康介も見事。
自分のためにだけでは無く、尊敬し敬愛する他者のために全力を尽くす。
人はそんな時に限界を超えた能力を発揮できる。
神に似せられ造られたものとしての片鱗を窺わせる一瞬である。
大活躍の水泳に比べ、金は1個だけの惨敗に終わった柔道。
敗者を思いやる気持ちのかけらも無いバカ谷亮子の言葉が、
原因となった柔道界の体質を図らずもさらけ出している。
席数12席の小さいこの店。
特にお席のご案内はしていないが、
もうすぐ混みあう時分どき間近に入ってこられ、
他に2人席が空いているのに4人席に一人で座るお客様。
代金を払えば自分の勝手だろうというのもひとつの道理。
だが想像力を少しだけ働かせたら分かるはず。
昭和の時代に紛れもなく存在した、常に他の人を思いやる気持ちが失われている。
団体種目で多くのメダルを取った今回のオリンピック。
日本人特有のそんな美徳を再認識させる効果があるかもしれない。
週末の土曜日、興奮する出来事があった。
なんと我国ジャズサックスの第一人者、本多俊之さんが来店された。
『マルサの女』や『報道ステーション』の主題曲を吹いている。
きざみ鴨せいろを注文されたが生憎の売り切れ。
冷やしかしわを召し上がられ、また今度きざみを食べに来ますと言って帰られた。
大光栄である。
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29日の日曜日で7月の営業が終わった。
1日平均のお客様の数、27名様。
相変わらずの忙しさが続いている。
売り切れ仕舞いにしないで追い打ちをかければ、もっと数は伸びる筈。
だが蕎麦屋の仕事は、営業中の札を出してからが3割。
7割方は開店前の蕎麦打ち、そして閉店後や休日の仕込みの作業などが占める。
朝は休みの日も3時半には目を覚ます。
4時には店に出て蕎麦を打ち始める毎日。
8時間労働というのは人間の心と体の生理にかなった制度だと思う。
朝から数えて8時間目あたりの2時過ぎになると体が悲鳴を上げ出す。
前屈みでの姿勢が多いせいか背中が痛くなる。
体の痛みは何とか我慢できても、頭の疲れはどうしようもない。
注文伝票の品書きが一目で憶えられなくなったら限界のしるし。
さっさとやめちまって休むが勝ちである。
待ち遠しいのは定休日の月曜日。
火曜の休日は仕込みの作業があるが、月曜は何も無いことにしている。
4時起きはいつものとおり、突き出しの揚げ蕎麦を作ってしまうと仕事は終了。
多少天気が悪くてもオープンにした車で出かける。
大好きなコースが鴻の舞を通って遠軽へ抜ける道道。
シフトをマニュアルに切り替え、コーナーを攻める。
1週間分の疲れが風と一緒に後ろに吹っ飛んでいく。
今日はそのまんま、温根湯の『手打ち蕎麦すずき』さんまで足を伸ばす。
『一茶庵』で修行された店主。
7月の初旬、訪問をいただいたのだが生憎の売り切れ。
今回はそのお詫びも兼ねたつもりである。
時分どきを外したのだが他のお客様が居たため、
少ししか話が出来なかったが得るところ多し。
その後は北見のマイカルでバットマンの新作を観た。
いろんな意味でのアメリカ人の馬鹿さ加減がよく分かる。
バットマンが乗り回す垂直離発着機が、問題になっているオスプレイと重なってしまう。
あんな物騒なものはコミックの世界だけにしておきなさい。
市立博物館で開かれている国松登、明日香展を見てきた。
展示されている作品はほんの僅かだったが、
しばらく振りに国松登の絵に会うことができた。
中学生の時、彼の水彩画を何かの本で見たのが最初。
積丹の海が瀟洒なタッチで描かれたその絵を見て以来、
透き通る積丹グリーンの海を自分も描きたいと思う。
実現したのは高校2年の夏。
修学旅行をやめて、自転車で全道一周旅行を計画した。
旭川、札幌を通り積丹に着いたのは4日目。
恐ろしく風の強い日で、岬の突端へは立って歩けず這って行く。
憧れ続けた風景をスケッチした。

紋別は1週間ほど前からバイクの若者が目立ち始めたような気がする。
気温はイマイチだが夏本番かもしれない。
気になるのはコンビニの前で弁当を食べている連中が多いこと。
走りやすい北海道の道路をただひたすら駆け抜けるというのも、
青春の旅のスタイルなのかもしれない。
だがライダー諸君、もっとゆっくりいきましょうよ!
その土地の人と触れ合い、美味い物を味わうことは旅の醍醐味。
てなわけで、『蕎麦日記』見たよと言っていただければ、
本日より8月いっぱいまでの期間、蕎麦半額にします。
ただしライダーとチャリダー限定。
名店『竹やぶ』の創始者、阿部孝雄さんの蕎麦打ちDVDをしばらくぶりに見直した。
江戸流の蕎麦打ちの伝統を継承しながら、独自の蕎麦の世界を作り上げた稀有の職人。
こうではならないという形式や型を壊さなければ新しい蕎麦の文化は育っていかない、
そんな阿部さんの言葉が改めて胸に堪える。
毎日の蕎麦屋稼業を平穏無事にこなすために流される蕎麦打ち。
誰かの真似ではなく、自分流の独自の打ち方を見つけなければならない時期に来ている。
毎日が勉強、毎日が実践。
きついけれどこんな楽しい日々の過ごし方は無い。
朝起きた時に挑戦する課題が決まっているような生き方は、
60をとっくに過ぎた年代にとって幸せな老後だと思う。
残された課題はふたつ。
『にの字』流の蕎麦打ちの確立と後継者の育成である。
問題は後を継いでくれる方がなかなかいないこと。
ウルトラマンではないけれど、胸のサインはもう黄色の点滅になっている。
少しの希望は、パートのKさんが蕎麦打ちに興味を持っていること。
蕎麦を打つには力は要らない。
都会では女性の蕎麦職人が続々誕生している。
オン・ジョブ・トレーニングってやつでぼちぼち教えていこうと思ってます。
4月からの忙しさも3カ月を越え、体の疲れもほぼ頂点に達している。
そんなことが原因だと思いたくは無いが、
ここんところの自分の蕎麦が弱くなっているのを感じていた。
ピシッと角が立つ、切りべら23本の江戸前の蕎麦が基本。
だが、少しづつづれていく自分の蕎麦。
変えようと思う。
忙しさに流される楽な蕎麦打ちから、楽ではない蕎麦打ちへ。
加水の量も45パーセントから44パーセントに減らした。
水回しや棒練の仕事がきつい。
延し棒も変えてみた。
使っていなかった90センチの桜の棒を半分に切った。
45センチの延し棒は、築地蕎麦アカデミーの井上明さんが推奨する長さ。
角出しが終わった麺体を45度の角度で幅を出していく。
やってみて分かったのだが、右手の力が極端に強い自分のような蕎麦打ちには、
この短い延し棒が使い勝手が良い。
手元にあった井上氏の著書、『手打ち蕎麦の疑問に答える』を熟読した。
菊練が不要なこと、幅出しした麺体の左右の耳を揃えることが無意味なこと、などなど。
なるほどと納得できる蕎麦の打ち方が書かれている。
開業5年目にしての蕎麦打ち大改革。
乞う、ご期待である。




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