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かきあげの材料は、道内産の玉ねぎ、三つ葉、干しえび、ホタテ、
それに道内産、国内産では常時入手することが難しいため、カナダ沖合い200~300メートルの
海底で漁獲される船凍品のホッキ貝を使っています。
ホッキ貝は熱を加えると固くなるため、にの字のかきあげはところどころ噛み応えがありますが、
柔らかいイコール美味しいという今の時代、こんな旨さもあるんだなということを知っていただくためにも
お出し続けていきたいと思ってます。
テレビのグルメ番組で、お箸の使い方も満足に出来ないタレントのおねーちゃんが、「これ、柔らかくって美味しい~っ!」ていうのを見るたびに、
3倍の力でリモコンのスイッチを切るにの字です
白い三角波が立っています。ここの場所は丁度大山と紋別公園の谷間で、山から吹き降ろす風、
海から吹き上げる風、両方の風の通り道となっているようです。
店裏の除雪で、真冬に流氷野を渡ってくるブリザードを全身に受けていると、
「八甲田山死の彷徨」もこの様であったかと胸にこみ上げるものがあります。(古っ!)
さて、先日コメント常連のだて様より、今話題の蕎麦漫画「そばもん」が載った雑誌を送っていただきました。
早速読んでみました。面白いんですが、こんな漫画読んで蕎麦屋に来られたら、たまったもんじゃございません。「にの字」は麺棒かついでとっとと逃げ出すことにいたしやす。
そんな天気の性でしょうか、1日おきぐらいに30人を超えるお客様が入られ、
お昼時の厨房は3人体制でも追いつかないくらい大忙しです。
4,5日前、その日はたまたまパートのSさんと2人で何とか昼を乗り切り、
ほっと一息を入れていた2時を回ったころでした。
2人連れのおばあちゃんが見えられ、Sさんが注文を聞きせいろを2枚お出ししました。
しばらくしてからSさんが、たまたま2枚に割れてしまい脇によけてあった掻揚げを、
「これ、サービスでお出ししていいですか?」と言うので、もちろんいいけどどうしたのと聞くと、
注文を聞きに行った時、メニューを見ながら「掻揚げおろしを食べたいね」と言ってたそうです。
ところが一人のおばあちゃんが600円しか持ち合わせが無く、それでせいろ2枚になったとの事。
早速小皿に入れてお出しし、喜んで食べていただきました。
にの字「ちょっといい話」です。